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読書活動を行っている高校は4割 学校図書館の現状に関する調査 (2009年05月05日)

tosyo_090505.jpg4月23日は「子ども読書の日」、5月12日までは「子ども読書週間」です。これにちなんで、全国の図書館などでキャンペーンや催しがあるようです。文部科学省では4月23日に読書活動フォーラムを開催したほか、平成20年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果についてこの日に合わせて発表しました。

この調査は文部科学省が毎年都道府県教育委員会などを通じて、学校図書館への司書教諭などの配置状況や図書の整備状況、読書活動の状況などを調査しているものです。調査対象は国公私立の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校及び中等教育学校です。

蔵書数は小中高等学校で増えていますが、学校図書館図書標準を達成している学校数の割合は、平成19年度末において小学校は45.2%、中学校は39.4%と、まだまだ低いレベルと言わざるを得なさそうです。また蔵書のデータベース化の状況については、小中学校はいずれも45%あまり、高等学校では77.9%となっています。

全校一斉の読書活動の実施状況は、小学校のほとんどが行っているのに対し、中学校では88%、高等学校では4割を切っています。内容としては図書の読み聞かせ、ブックトーク、必読書・推薦図書コーナーの設置などがあります。小学校では「お話会」のような読み聞かせがやりやすいでしょうが、学年が上がるごとに「読書」は個人の趣味の一つとして捉えられることが多いことも活動がふるわない理由の一つでしょうか。またボランティアの活用も小学校では盛んですが中学校では2割程度、高等学校ではほとんどありません。

中学生、高校生でも、あるテーマに沿って図書を紹介する「ブックトーク」など読書活動は様々あります。本を読まない生徒だけでなく、読む分野が決まっている生徒にも、読書の幅を拡げるきっかけになりそうな活動ではないでしょうか。

本の貸し出しだけではもったいない 学校図書館の状況調査
「子ども読書の日」を記念し、子どもの読書活動推進フォーラムを開催

平成20年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果



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投稿者 kksblog : 2009年05月05日 07:07


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