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オタマジャクシは風船に乗って飛んできた?!~日本気象株式会社 (2009年07月10日)

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先日、全国各地で空からオタマジャクシが降ったという怪現象(?)が起きました。日本気象(株)は、オタマジャクシ騒動の仮説の一つとして、「風船に乗ってきたオタマ説」の可能性を挙げています。

今回のオタマジャクシ騒動では、竜巻によって巻き上げられた説などが挙げられていますが、確証はなく、謎めいたままになっています。

日本気象(株)の風船説は、通常、風船にはヘリウムガス以外何も入れませんが、軽量のオタマジャクシであれば中に入れることは可能であり、空を飛ぶ鳥が風船をくちばしでつつき、風船を落下させたことに伴い、中のオタマジャクシも落下したという考察によるものです。

では風船はどこから飛んできたかというと、国内だけでなく、国外も考えられるそうです。6月4日~18日に全国各地でオタマジャクシが降った事例を元に検証したところ、アジア大陸から放された可能性があることがわかりました。これは、オタマジャクシが降って来た時間より、上空の空気の流れを、解析値の結果を元に3日前まで戻すことで推定されました。上空3000m付近では、アジア大陸から日本に向かう空気の流れがあったそうです。

「風船に乗ってきたオタマ説」は、あくまでも可能性の一つです。やり方によっては、鳥がつついて風船を割るのではなく、カプセルに時限装置を付けて落下させることも可能だそうです。オタマジャクシ落下による被害などはないようですが、意図的に何かを落下させられるのかと思うとちょっとこわいですね。ありえないと思うこともある時代。空から降ってくるものには注意が必要です。


オタマジャクシが空から降る現象について


科学リテラシー
郷土学習


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投稿者 kksblog : 2009年07月10日 09:26


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