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青山学院大学大学院、マーケティングのプロジェクト演習科目を4月より開講  (2010年03月12日)

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青山学院大学大学院国際マネジメント研究科は、東京急行電鉄株式会社 リテール事業本部と産学連携し、マーケティングのプロジェクト演習科目「マーケティング・プランニング・プロジェクト」を2010年4月より開講することを明らかにしました。

今回開講する科目では、東急グループの代表的な商業施設である「SHIBUYA109」の営業戦略やデベロッパービジネスについて、マーケティング視点・マネジメント視点からケース研究を行い、最終的にはフィールド調査や営業戦略などの分析結果や課題、対策をABS学生が経営幹部層に報告提案することになっています。

ABSは、MBAコースのカリキュラムの中で経営理論を実践に生かすための「体験的学習プロジェクト」という演習科目を設け、MBAコースの修了要件と位置づけています。これまで、経営戦略やファイナンス・ITなど多角的な領域で7科目がありますが、マーケティング領域でも開講する運びとなりました。

東急グループは、ABS学生の研究・提案により、商業施設運営における市場や競合の変化への対応事例や改革事例を総括し、知識資産化と知識移転を図るとともに、今後の状況変化にいち早く対応し失敗を未然に防ぐ効果や、課題から改革への転換に向けた運営のシナリオを導き出すことを目指していくそうです。

また、東急電鉄は、渋谷・青山をメインキャンパスとする青山学院大学と連携する機会を通じて、地域と連続性のある活動に取り組み、次世代に向けた人材育成に貢献。この活動を企業と大学相互だけではなく、地域や街の活性化にもつなげていくことを目標としています。

対象となる学生は、最終学年次生(主に2年次学生)で、数名単位のグループを編成。科目期間は通年で、春学期(4月-7月)に、消費トレンド・業態動向・デベロッパービジネスなどを研究した上で、研究対象となる「SHIBUYA109」のマーケティング戦略、施設運営の成果と課題について仮説を構築して自主的に研究計画を立案していくことになるようです。

そして秋学期(9-翌年1月)に、上記研究計画に基づき、実際に店舗フィールド調査やマーケティングエスノグラフィック調査などを通じて仮説を検証し、さらに運営手法や市場対応を分析して、今後の運営シナリオや展開構想を構築する流れでプロジェクトを進めていく予定となっています。

こういったカリキュラムは、社会に出た時に即戦力として役立つ経験・能力を積み上げてくれるものです。今後、同じようなチャンスがより多くの生徒に与えられると良いですね。

青山学院大学と東京急行電鉄が産学連携 マーケティングのプロジェクト演習科目を開講|東急電鉄



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投稿者 kksblog : 2010年03月12日 16:33


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