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学校に求めることは「学力向上」日本PTA全国協議会による保護者の意識調査 (2011年06月22日)

school_110621.jpg社団法人日本PTA全国協議会では、平成14年度以降、継続的に「教育改革についての保護者の意識調査」を実施しています。平成22年度の調査は「教育に関する保護者の意識調査」と題し、学習道要領の改訂、教員への期待、学校支援、さらに保護者と教員のコミュニケーションなどに関して、保護者の意識と意見を聞いています。

これによると、保護者が学校に求めたいことは「学力の向上」であり、そのために「習熟度別学習の促進」を求めている保護者が小中学校とも8割以上に上っています。また教員に求める資質能力は「人間性」と「指導力」が突出して多くなりました。その他には、教員とコミュニケーションがとれていると思う保護者は6割などの結果が出ています。

学力の向上に関連して、「朝の読書活動」に期待を寄せている保護者も多い一方で「親が日頃から読書をする」は低い結果にとどまっており、家庭で本を読む習慣づけの努力は十分ではないようです。家庭で学力向上のために心がけていることでは、「朝食を必ず食べさせるようにする」が最も多くなりました。

小学校の英語活動については、「話せるようになる」ことよりも、「英語が好きになる」「中学での学習が円滑になる」といった点で期待が持たれているようです。英語活動のために必要な条件整備については「専門の教員の配置」「小学校にふさわしい工夫された指導法」が多くなりました。地域や学生によるボランティアサポートも選択肢に含まれていましたが、こちらは1割前後と低くとどまっています。

教員とコミュニケーションがとれていると感じるのは、中学校よりも小学校の方が比率が高く、授業参観やクラス懇談、個別の懇談がその手段に選ばれています。学校だよりなどの配付資料、PTA活動の割合は低く、自分の子ども、またはそのクラスに限った場でのコミュニケーションを挙げる保護者が多くなっています。

学校は学問をする場であることから、学力向上を学校や教員に求めることは正しいことでしょう。しかし保護者側からの積極的な協力やその意識が乏しい傾向が示唆される調査結果でもありました。地域を取り込んだ教育が求められている今日、保護者にも教育にもっと参加していく意識が必要ではないでしょうか。

22年度—教育に関する保護者の意識調査|社団法人日本PTA全国協議会



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投稿者 kksblog : 2011年06月22日 14:36


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