教育家庭新聞社
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新卒採用見込み（総合）を従業員規模別に見ると、すべての規模において「増加」が「減少」を大きく上回りました。特に従業員１０００人以上の大企業では「増加」との回答が４分の１以上を占めています。

就職活動において最初に行なう「資料請求・エントリー数」は、前年の調査より減少しています。しかし、「セミナー・会社説明会の参加人数」は増減に差がないことから、学生たちはセミナー予約の段階で対象となる企業をある程度慎重に絞り込んでいる可能性があるようです。

選考方法は毎年、ある程度定番化させる企業が多い中、全体の１割強が「前年度とは選考方法を変更する」と回答。特に大企業は２割にのぼり、採用広報期間の短縮を機に、採用選考フロー自体を見直した企業も少なくないようです。

特に採用ニーズが高まっているのが「日本人留学生」。特に大手企業は、３社に１社以上の割合で日本人留学生の採用を考えています。その目的のトップは「優秀な人材の確保」。日本の大学よりもカリキュラムの厳しい海外の大学で学問を修めたことを高く評価する企業は多いようです。

企業も求める人材を明確にし、学生たちも手当たり次第ではなく絞り込んで就職活動を行なうことで、効率的に企業と学生がマッチングする活動が実施されるのが理想的ですね。

株式会社ディスコ | 2013年度新卒採用、回復傾向鮮明に ～『採用活動に関する企業調査』