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今回、菅公学生服が提案するスクールウェアは、廃棄物系バイオマスを再資源化してつくる植物由来エチレングリコールと、通常の石油由来テレフタル酸とを重合・溶融紡糸した植物度約３０％の部分植物由来ポリエステル繊維“エコディアPET”を使用したもの。昨年の体育着に引き続き、この“エコディアPET”を使用したブレザーやカッターシャツなどの学校制服を世界で初めて開発。

また、今回同社が提案する学校制服、体育着は、昨年４月から適用開始されているグリーン購入法 のBIO-PET（バイオペット）基準に適合しています。さらには、資源有効利用促進法の再生資源や食品リサイクル法の食品循環資源にも適合する廃棄物系バイオマスを粗原料とした世界初のスクールウェアとなっています。

一方、東レは、“エコディアPET”の本格販売にあたり、原料をつくる企業の製糖工場や植物由来エチレングリコールの製造工場を訪問・監査することで、資源までのトレーサビリティ（追跡可能性）を確実にしました。

“エコディアPET”は、これまでに体育着や作業服、大型イベントのスタッフウェアなどで採用されており、今回の世界会議においても、参加者に配付されるノベルティー（人工皮革「Ultrasuede（ウルトラスエード）」製モバイルクリーナー）やボランティアスタッフのユニフォームにも採用されました。

また、東レは部分植物由来ポリエステルのみならず、２０１１年に全て植物由来の原料を用いた「完全バイオマス原料由来ポリエステル繊維」の試作に世界で初めて成功するなど研究･技術開発を進めています。

子ども達とも真剣に環境や地球の未来について話し合ってみる機会を作ってみてはいかがでしょうか。