本県では、個人として自立し、人との関わり合いを大切にしながら、よりよい社会づくりに参画し、行動する「有徳の人」の育成を目指しております。「有徳の人」の育成を進めるに当たっては、子供たち一人ひとりの能力、適性、意欲、成長に応じて、それぞれが持つ資質を十分伸ばしていく教育を社会全体で進めていくことが必要です。
このため、学校教育においては、静岡式35人学級編制やICTを活用した教育の推進により「確かな学力」を育成するとともに、農林水産業、工業、商業、芸術、スポーツなどを学ぶ環境づくりやキャリア教育の充実により「技芸を磨く実学」を奨励して参ります。
また、国際化、情報化の急速な進展に対応して、国内外で活躍できる人材の育成に向け、民間からの寄附金等による‘ふじのくに’グローバル人材育成基金を活用した高校生の海外留学の促進や外国語教育の充実などに積極的に取り組んで参ります。
さらに、コミュニティ・スクールや地域学校協働本部の設置促進などにより、学校や地域、家庭との連携・協働を強化し、社会総がかりの教育を一層進めて参ります。
今後も、全ての子供たちが夢と希望を持って、可能性に挑戦する力を育むことができるよう、就学前教育から大学教育まで、学ぶ場を広く見据え、教育施策を積極的に展開して参ります。