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教育ICT

教育用ドローンでIOTの最先端を実践 佐野日本大学中等教育学校・高等学校・ICT教育推進室長・安藤昇教諭

2017年9月4日
第3回私立公立高等学校IT活用セミナー・東京

7月28日、教育家庭新聞社主催で第3回私立公立高等学校IT活用セミナー(東京開催)が開催され、多数の教育関係者が参集し、ICTを活用した教育事例を共有。積極的な情報交換が行われた。

教育研修はYouTubeで

部活動でもクラウド活用

佐野日本大学中等教育学校・高等学校・ICT教育推進室長・安藤昇教諭
佐野日本大学中等教育学校・高等学校・
ICT教育推進室長・
安藤昇教諭

安藤教諭は「クラウドを活用しない限り教育の発展はない。学内サーバは既に限界。生徒は最先端に取り組みたいと考えており、その延長にICT活用がある。ICTは、これを活用しなければ未来の教育が実現できないものになった」と語る。現在、最も注力しているICTが「ドローンとクラウド活用」だ。

安藤教諭が顧問を務める剣道部では試合データをGoogleのクラウド「G Suite」上に全て保存して戦略を練っており、全国8位の実績である。放送部も圧倒的な演出力と高レベルのCGテクノロジーで全国大会の上位常連校と、部活動におけるクラウド活用やICT活用が進んでいるが「ドローンのクラウド活用は、生徒の興味関心を、より強烈にかきたてる」と語る。

地の理を活かして6000坪のドローン専用コースを設置。手をかざすとドローンが飛ぶ、着陸する、どこからどこまで空撮するなどScratchでプログラミングして様々なデータを収集している。

学校を空撮して学校PRビデオを制作するほか、ゴルフ場を空撮してプロモーションビデオの制作にも取り組み、ドローン世界大会への参加も視野に入れている。

ドローンの最先端は中国だ。ドバイではドローンタクシーも実用化しており、日本はこの分野ではもう追いつけないのではないかと語る。

同校ではSSHの指定も受けており、測量と防災をテーマに取り組んでいる。ドローンが撮影する大量のデータはクラウドに転送。写真を重ねて全体写真を合成することもでき、拡大すれば地面に落ちている10円玉も見ることができるというデータ量だ。

1人1台端末を使って地図を作成、ゲリラ豪雨など集中豪雨による浸水被害の予測をする計画で「リアルタイム・ドローンマッピング」を目指す。

HP管理者なしMDM管理なし

現在の同校のICT環境についても説明。整備当時としてはもちろん、現在でも最先端だ。前任者が学校にサーバ室と光ケーブルを設置済で、安藤教諭は「2000人が動画を視聴しても止まらない」設計を考えて無線LANを整備。いまだに止まったことがないという。

Web認証で1人1台アカウントを設定。当時、米Google本社に連絡して3万アカウントを準備した。「日本として初の試みでは」と語る。

MDM管理はしていない。これは「MDMである程度は管理できるがスキルの高い子は必ず抜ける」と考えたからだ。セキュリティ対策として、有害サイトフィルタリングソフトで監視。「今週のログ」を公表するなどで「見られている」という意識を生徒に持たせている。

同校のコミュニティサイト「デジタルキャンパス」やグループウェア、学校Webサイトは無料で提供されている情報共有基盤システム「NetCommons」で作成。HP管理者は設置していない。ユーザインターフェイスを統一し、内部の伝達手段は全てメールとし、約140万ファイルを共有。グループウェア上で他教員の教材も全て閲覧できるので、安易な著作権侵害の抑制効果があるという。

教員も生徒もスマートフォンでその日の予定を確認でき、学級だよりもスマホに配信できる。英語原文サイトの発音確認などもスマホ上でできるなど自在に活用。

YouTubeに1000以上の動画をアップして教員研修としている。「取組を拒否する教員への対応に注力するのではなく、やりたい教員を伸ばす仕組みを構築するほうが全体の向上につながり、生徒の益になる。敵は作らず味方を増やすことにもつながった」と語る。

運用法として成功したことから、他校からも問い合わせが届く。

サーバ維持費は生徒負担。マイクロソフトのクラウドシステム「Office365」も最近使い始めたところだ。「当初は『G Suite』活用が最善であると思っていたが、最近の『Office365』の進化がすごい」と述べる。「Chromebook」の使い勝手にも注目しており、次回整備も視野に入れている。

【講師】佐野日本大学中等教育学校・高等学校・ICT教育推進室長・安藤昇教諭

 

【第3回私立公立高等学校IT活用セミナー・東京:2017年7月28日】

  1. 神奈川県立生田高等学校・天野尚治総括教諭
  2. 佐野日本大学中等教育学校・高等学校・ICT教育推進室長・安藤昇教諭
  3. 佼成学園中学校・高等学校・南井秀太部長
  4. 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・綿貫巌教諭
  5. 東北学院中学校・高等学校・新田晴之教諭

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