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子どもたちの遊具が危ない? 安全に遊べる環境をめざして (2007年07月19日)

独立行政法人である産業科学総合研究所の「遊具プロジェクト」から新しい安全な遊具のデザイン論が打ち出されました。

play070719.jpg
遊具プロジェクトで試作した新しい遊具

遊具プロジェクト

最近、公園に行っても昔ほど遊具を見かけなくなりました。遊具による事故が多発しているので、公園から撤去せざるを得ない状況になってしまっているのです。

このような動きは「こどもの成長機会の消失」、「技術の消失」、「経済損失」に大きく関わっています。撤去されるべき遊具があることも事実ですが、改善すれば安全性を確保できる遊具も数多くある事から、「遊具プロジェクト」は子どもたちの遊び場を取り戻すために動き出しました。

安全な遊具づくりの方法として、まず子どもの行動理解のために保育園に赴きデータを収集しました。そして、「遊具プロジェクト」に参加している遊具メーカーの協力のもと、新しい遊具を試作することに成功。遊び心にあふれ、失敗を許容することで、再チャレンジを促進するという基本思想のもとに、いくつかの案を作りました。

さらに小型モデルを作成し、最悪のケースに至るシナリオの作成と、最悪のケースでも大きな怪我に至らせないような工夫を検討しました。

上の写真が試作した遊具です。写真の遊具を試作する上で、具体的には以下のような設計を行いました。

・最下層(地面から高さ1mまで)は、1歳児から2歳時が登ろうとした際に、容易に登れないように、20cmまたは30cmといった高さが高い石を並べる。

・真ん中の層(地面からの高さが1m以上1.5m以下の部分)では、運動能力や身体に合わせて、さまざまなチャレンジが可能なように、多様な高さ、深さをもつ石を並べる。

・最上層(地面からの高さが1.5m以上2.0m以下)は、転落の危険性を低減するために、10cmの高さしかない石を並べ、手や足の探索範囲内で容易に適切なブロックを探索できるように並べる。

遊具プロジェクトでは、今回紹介した遊具づくりに、安全知識循環型社会の考え方を取り入れ、保育園のスタッフによる日々のひやり・はっとデータの収集、子どもの行動分析による知識化、遊具の改善を進めていく予定だそうです。

とても頼もしいプロジェクトですね。遊具プロジェクトによって改良された遊具が日本全国へ設置されて、子どもたちが安心して遊べる環境が一日でも早くできあがるといいですね。

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投稿者 kksblog : 2007年07月19日 20:38


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