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日本から世界へ発信 特別支援教育用ICT活用テキスト「CARE」  (2007年09月07日)


東京大学とマイクロソフトが開発した障害を持つ学生向けの新しいICTカリキュラム「CARE」が、アジアの教育指導者や政府機関に公開された。日本発の特別支援教育用ICTカリキュラムが世界に発信されることになる。

「CARE」は、中邑賢龍氏(東京大学先端科学技術センター特任教授)とマイクロソフト社が2年前より学校での講習など実践・研究を継続し開発されたカリキュラム。オーストラリア教育指導者会議のCEOであるジェニー・ルイス氏の目に留まり、その有益さが認められ、ユネスコアジア太平洋地域が中心となって全世界に発信される。本年中には、各国の指導者のための講習会をマレーシアで実施予定だ。
ジェニー・ルイス氏は「この革新的なカリキュラムは、特別支援教育に携わる教員や生徒らに大きな価値がある」と述べている。 

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by ATENCION


カリキュラム作成の中心となった中邑氏は
「障害には様々な形がある。設定や使い方を知るだけで、様々な障害を補い、ICTを活用することが可能だ。それを多くの人に知っていただくことを目的に講習などを実施、テキストにまとめた。テキストにまとめることで、講習後の活用がより具体的になり可能性が広がる。高価な専用機器を揃えるだけではなく、知識があれば、テクノロジーは特別支援を必要とする方々に大幅な可能性を与えるということが世界に広まっていけば」と述べた。



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投稿者 kksblog : 2007年09月07日 14:08


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