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携帯電話に関する意識調査(横浜市) (2008年02月08日)

横浜市教育委員会と横浜市PTA連絡協議会は、保護者と児童生徒を対象とした携帯電話に関する意識調査を実施し、子どもたちへの指導資料や保護者向けの啓発資料の作成などに役立てるなど、積極的な取組みを推進していくこととなりました。

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by イナガキ ヨリカズ

携帯電話の有害なサイトによって、子どもたちが巻き込まれる事件や事故が増え、児童生徒の健全育成を願う多くの保護者や教育関係者から懸念の声が寄せられているため、横浜市も調査を行ったようです。

調査対象は、小学4年生から中学3年生の児童生徒各学年9学級と、市内各区の(小4~中3の児童生徒)の保護者です。

子ども専用の携帯電話の所有率は、小学生では、41.4%(男子34.8%、女子49.1%)が、中学生では、79.5%(男子74.1%、女子85.5%)が所有しているという結果となりました。内閣府が行った調査の小学生31.3%、中学生57.6%と比較すると、横浜の子どもの携帯所有の比率が高いことが示されています。

購入の理由を保護者に調査したところ、小学生に対しては、「家族で連絡を取り合う」「遅くなるときの緊急連絡用」「GPS機能」などの意見が多く寄せられ、中学生に対しては、これらの意見に「子どもが欲しがったため」が加わりました。

また、出会い系や、プロフ、学校裏サイトなど、子供には見せたくないサイトをブロックする事が出来るフィルタリング機能の認識については、保護者がフィルタリングについて知っているのは、小学生の保護者で88.0%、中学生の保護者では80.1%。実際に活用していると答えたのは、小学生の保護者で56.1%、中学生の保護者で32.6%となっていました。認知と活用との差が大きいようですね。

アルバイトをして、携帯電話の使用料金を自分で責任を持って支払ってくれるような高校生とは違い、小中学生が使う携帯電話料金は 、保護者が支払うこととなります。経済的にも負担が掛かりますが、使用に関しては、ルールを決めて使わせているようですね。携帯電話を使用することについて家庭で決めているルールの第1位は、小学生の保護者では「決められたところ以外にメールしない(63.6%)」、中学生保護者では「料金の上限を決める(66.6%)」でした。

その他のルールとして、「出会い系、個人情報が公表されてしまうようなサイトへのアクセスはしない 」などの回答もありました。見てはいけないと言われると、ついつい興味を持ってしまいがちな年頃の中学生ですが、実は興味本位から一歩先に進んでしまったとき、危険が目の前にあるかもしれないと言うことをあまり実感として受け止めてはいないかもしれません。

フィルタリングサービスは便利な機能です。まだ知らない方は、子供の安全の為にも、ぜひご検討の上、活用して下さい。

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携帯電話に関する調査結果について



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投稿者 kksblog : 2008年02月08日 13:03


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