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鳥取県で行われた児童生徒の意識調査 (2008年04月03日)

鳥取県教育センターでは、研究調査事業として、平成18、19年度における児童生徒の社会性の成長・発達に関する研究調査を行い、その調査結果を公表しました。

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by 鳥取県の高校生マナーアップさわやか運動

鳥取県では、少年非行の検挙件数の増加や十代の妊娠中絶率が全国で連続してワースト1となってしまっていること、高校生のマナーの悪さ等が問題になっていたそうで、子どもたちの今の実態をより的確に把握することが求められるとし、この調査を行ったそうです。

意識調査の実施は、平成18年12月に実施され、対象は、鳥取県内東部・中部・西部の小・中・高校生約5000名とその保護者約5000名。協力校の教員約300名です。

ソーシャルスキル(他者との人間関係を円滑に保つ技能)の調査では、「配慮」「かかわり」に関する調査を行いましたが、「配慮のスキルレベル」において高得点群が増えているのに対し「かかわりのスキルレベル」では「高得点群」が減ってきている事がわかりました。積極的に人と関わりを持とうとする児童が少なくなってきていることが伺えます。

また、近所の人への挨拶や、地域の行事への参加は、年齢が高くなるにつれ「していない」と応える生徒が増えており、「学校などの行事や発表会、大会などがあるとき、もっと家族の人に来てもらいたいと思うことがありますか?」の問いでは、地域にいくらかの差はありますが、中高生のほとんどが「あまり思わない」「全く思わない」と応えており、身近な人との関わりも好まないようです。

そういう年頃なのかもしれませんが、家にいることや家族といることにも、中高生になるとあまり必要性を感じていないようで、「自分は家族の一員として、なくてはならない人だと思いますか?」の問いに対し、中高生約2割の生徒が「いいえ」と答えました。家族間の関係も希薄になっているのでしょうか。反対に友達との関係は友好的のようです。

鳥取県に限らず、親子の間の関係に距離が生じることがあるかと思います。独り立ちへの準備期間として親子の関係が変わってくることもあるでしょう。しかしながら、同じ屋根の下に暮らす人間同士、挨拶やちょっとした出来事の会話は笑顔でしたいですね。

児童生徒の社会性の成長・発達に関する研究調査



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投稿者 kksblog : 2008年04月03日 17:09


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