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教員の勤務負担軽減に関する調査研究事業について~文部科学省 (2008年06月17日)

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文部科学省では、“平成20年度より教員の勤務負担軽減を図り、教員が児童生徒に向き合う時間を拡充するための『教員の勤務負担軽減に関する調査研究事業』を実施することが決まりました。

この事業の趣旨は、教員の勤務負担を軽減し教員が児童生徒に向き合う時間を拡充するとともに、心身ともに健康な状態を維持し児童生徒の指導に当たることにより、質の高い教育を提供するため、としています。

事業は、4分野において実施されます。①学枝事務の外部委託、②校務分掌の適正化③保護者等への対応④教員のメンタルヘルス対策、です。

①に関しては、学校事務の外部委託について、専門的ノウハウを持つ民間企業等へのアウトソーシングの方法等に関しての調査研究を行うとのことです。

②に関しては、たとえば、“教職員の業務負担の平準化や学校事務量の軽減などの校務分掌の適正化に関する調査研究”や“会議・校務分掌の在り方、出張・研修の在り方、調査照会等の見直しに関する調査研究”などを行います。

③に関しては、“弁護士や医師等で構成する学校問題解決支援チームを中心とした保護者等への対応に関する調査研究”や“保護者等から学校への多種多様な要望等の実態調査及びその結果を踏まえた対応マニュアルの策定に関する調査研究”、“臨床心理士や医師、教員OB、弁護士等で組織する学校サポートチームを中心とした学校への様々な要望等への対応に関する調査研究”などを行います。

④に関しては、“新規採用教員の悩みの早期発見や精神性疾患の防止策等の適切な人事管理に関する調査研究”や“メンタルヘルスと過重労働との相関関係の分析及び効果的なメンタルヘルス対策に関する調査研究”などです。

学校の先生は、教えるだけが仕事でないですね。勉強以外のところでも責任を感じる場面などもあります。先生が疲れていたのでは、生徒を受け止めてあげることはできません。大らかな気持ちで生徒たちを迎えられる余裕が必要ですね。

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投稿者 kksblog : 2008年06月17日 13:08


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