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こどもたちにガリレオの驚きを伝えよう「簡単な望遠鏡の組み立てと観測」講習会 (2009年01月16日)

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この講習会は、望遠鏡にふれたことがない先生方のための実験講座として、2月7日(土)に、慶應義塾大学日吉キャンパスで行われるものです。

内容は、国立天文台准教授である渡部潤一氏による講演、慶應義塾大学教授・加藤万里子氏による「ガリレオのいた街パドヴァ」という写真上映があります。

ほかには、慶應義塾高校教諭・松本直紀氏のよる「星座早見の作成と使い方、観測計画」といった解説があり、望遠鏡の作成を来場者の方が自ら行い、観測実習をするということです。

望遠鏡を自分で作るということを考えたことがない、という人も多いのではないでしょうか。

望遠鏡の原理は、虫めがねで実験すると、よくわかるといいます。虫めがねのレンズのように真ん中が膨らんだものを凸レンズといいますが、凸レンズは、景色をさかさまにするはたらきがあります。

次に,薄暗い部屋で白い紙を用意して、その前に虫めがねをかざして間隔を適当に変えてみると、さかさまになっている景色がはっきり映るところがあり、紙に写ったさかさまの景色を「像」、レンズと像の距離を「焦点距離」と呼びます。

続いて、2つの虫めがねを両手に持ち、片方の虫めがねで作られたさかさまの像を、もう片方の虫めがねで覗きます。2つの虫めがねの間隔を変えてみると、さかさまの像が、はっきりと見えるところがあり、これが望遠鏡の原理です。さかさまの像を作らせた虫めがねが「対物レンズ」目で覗いた方の虫めがねが「接眼レンズ」です。

子どもの気持ちに戻って、「なぜだろう?」と興味を持ったことを少し掘り下げて実験してみる、というのは、大人になったからこそ、必要なことかもしれませんね。

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投稿者 kksblog : 2009年01月16日 09:04


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