●太陽系に新しい惑星が登場するかも? 神戸大学の研究 (2008年03月10日)
神戸大学理学研究科のパトリック ソフィア リカフィカ (Patryk S. Lykawka) 研究員と向井正教授は、太陽系外縁部に未知の惑星が存在する可能性が高いと発表しました。

未知の惑星の想像図
今回の発表は、太陽系外縁部についての理論的な研究から、地球の0.3から0.7倍程度の質量を持つ、惑星クラスの天体が存在していると推測されたものです。大規模な観測が行われれば、近い将来発見される可能性があるとしています。
太陽系外縁部とは文字通り太陽系の外側で、冥王星をはじめとして多くの天体が存在しています。20世紀の中頃から、海王星の外側にも太陽の周りを周回する天体(太陽系外縁天体)があるのでは、と考えられていました。1992年に最初の太陽系外縁天体が発見されてから、現在まで1100個を超える天体が見つかっています。
天体はそれぞれの重力や軌道に影響されるものですが、これまでに見つかった太陽外縁天体の軌道などから、未知の惑星クラスの天体の存在が考えられてきました。そこで惑星系が生まれてからの40億年にわたる、太陽系外縁天体群の軌道進化の数値シミュレーションを実行し、今回の結果が得られたのです。

赤いラインが予想される天体の軌道、青いラインが天王星の軌道です
存在が予想される未知の天体は、楕円形の軌道で太陽の周りを回っており、最も太陽に近づくときでも、太陽からの距離は80天文単位以上、軌道超半径は100から175天文単位となっています。1天文単位は地球と太陽の平均距離=約1億5千万キロであり、海王星が約30天文単位、冥王星が約30から50天文単位の位置にあることから、とても遠いことが分かります。
現在計画されている大規模調査が始まれば、発見されるはずだと述べられています。2006年に明確化された惑星の定義にもあてはまると見られているので、発見されたら太陽系が広がることになるかもしれません。誰が見つけるのか、どんな名前が付くのか…遠い遠い宇宙の話ですが、なんだかわくわくしてきますね。
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投稿者 kksblog : 2008年03月10日 13:01



