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新型インフルエンザによる学校など臨時休業について 文部科学省の通知 (2009年05月26日)

noodle_090526.jpg5月22日、新型インフルエンザについて、文部科学省より各学校長などあてに通知「新型インフルエンザに関する対応について(第5報)」が出されました。

今後は地域の実情に応じた柔軟な対応を行っていく必要があるとして、同日に開催された新型インフルエンザ対策本部では、5月1日に決定した政府の「基本的対処方針」を改訂し、厚生労働大臣が学校の臨時休校の要請などについての運用指針を別途定めることとされました。

引き続き学校の臨時休業についてが主な内容になっていますが、感染の広がりの程度により、臨時休業措置をとるべき指針を下記のように2つに分けました。
1)感染の初期、患者発生が少数であり、感染拡大防止に努めるべき地域
2)急速な患者数の増加が見られ、重症化の防止に重点を置くべき地域

1)の地域では、児童生徒やその家族などが感染し、感染拡大の恐れがある場合、都道府県保険部局が市区町村の一部又は全部、場合によっては都道府県の全部での臨時休業を学校の設置者に対し要請します。2)では、学校設置者は学級閉鎖を含む臨時休業について、季節性インフルエンザと同様の対応をとります。学校で急速に患者数が増加した場合、設置者の判断により臨時休業の開始及び終了を実施します。

医療機関の対応なども季節性インフルエンザと同等にしては、という声もあるようです。しかし多数の新型インフルエンザ感染者がおり、死者も出ているメキシコ、アメリカでは、10代、20代の若年層で感染者・重症化した者ともに多いというデータが出ています。子どもや高齢者など一般に抵抗力が弱いとされている年代で重症化することが多い季節性インフルエンザとは特徴が違うようです。

国内での重症患者が出ていないことは不幸中の幸いですが、国内の感染もまだ沈静化したとは言えません。学校などの臨時休業は子ども達やその家族の生活に大きな影響を及ぼしますが、新たな感染を止めるためには有効な手だてです。改めてマスクや咳エチケット、そして外出できないときのための備えなど、見直してみるべきではないでしょうか。

国内の新型インフルエンザ感染事例を受けて文部科学省の通知が出されました
新型インフルエンザ対応について 教育委員会宛連絡 第3報

各国公私立大学長等宛 新型インフルエンザに関する対応について(第5報):文部科学省



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投稿者 kksblog : 2009年05月26日 11:20


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