教育家庭新聞社
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これにより、ボランティア団体などの多くは、従来行っていたコピーによる作成という作業から解放され、「教科書デジタルデータ」をパソコンで編集・加工してプリント出力することが可能となり、大幅な労力の軽減が図れています。

同社により、文部科学省から２００９年に「教科書デジタルデータ提供の在り方に関する調査研究事業」、２０１０年には「教科書デジタルデータ提供のためのシステム整備等に関する調査研究事業」が受託され、その研究成果の一部として「教科書デジタルデータ」の運用ガイド・活用マニュアルが作成されました。

そして今回、文部科学省の承諾を得て、これらの成果物を同社ホームページにて公開しているのです。運用ガイドは、「教科書デジタルデータ」を利用するにあたっての注意事項、データの申請～返却までの流れ、提供されるCD内のデータ構成などが掲載されています。

また、活用マニュアルには、デジタルデータから文字や図を部分的に抽出する方法や、教科書デジタルデータをそのまま拡大プリント出力する際の手順などが掲載されています。

弱視児童や生徒のために、これからもこのような取組がどんどん推進されていくことが望まれますね。

文部科学省発行の「教科書デジタルデータ」運用ガイド・活用マニュアルを作成 富士ゼロックス