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未読者を減らすために、子どもの読書活動を推進~東京都 (2014年04月09日)

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東京都は、『平成25年度 児童・生徒の読書状況調査』を実施し、結果を公表しました。

東京都では、第二次東京都子供読書活動推進計画として、平成19年から平成25年で、未読者(1か月の間に1冊も本を読まなかった児童・生徒)率の半減を目標としてきました。その結果、平成19年は小2が5.8%、小5が9.0%、中2が23.4%、高2が47.8%であったのに対し、平成25年は、小2が2.6%、小5が5.4%、中2が13.2%、高2が31.8%でした。読書活動重点支援校の指定、啓発資料の作成・配布等の取組により、未読者率は改善傾向にあることがわかりました。

しかし、未読者の理由としては、小学生から中学2年生は「読みたい本がない」「本に興味がない」、中学3年生から高校生は4割以上が「時間がない」。小・中学生には「読みたい本」との出合い、読書への動機付け、中・高校生には、本を読むための時間の確保が必要のようです。また、未読者は、身近な人に「本を読んでもらったことがある」、「本を読んであげたことがある」、「一緒に図書館や書店に行く」、「本の話をする」等の体験が少ないことから、家庭や地域における読書環境の整備や家庭への啓発が必要であることもわかりました。

今後の国の計画としては、子どもの読書活動に関する基本的な計画(第三次)があります。家庭、学校、地域等における読書活動の推進、民間団体の活動に対する支援等により、10年間で不読率を半減させる計画です。東京都では、それを加味した計画を策定。学校、図書館、家庭・地域、行政が連携して都内の子供の読書環境を整え、読書活動を推進します。

ゲームやインターネットばかりでなく、読書への関心が深まるような環境を整えられるといいですね。


「平成25年度児童・生徒の読書状況調査」等の結果について | 東京都



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投稿者 kksblog : 2014年04月09日 22:54


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