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『国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン』中間まとめ公表 (2015年06月22日)

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国立大学協会が、『国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン(中間まとめ)』を公表いたしました。

国立大学協会では、これからの社会・経済の長期的な動向を見据え、国立大学の将来ビジョンと主体的な改革の方向性を自ら明らかにすることを目指してワーキング・グループを設置して検討を進めていました。改革の基本的な考えは「地域と国の発展を支え、世界をリードする国立大学!!」で、このたび、具体的なアクションプランについて、「中間まとめ」をとりまとめました。

1. 優れた資質・能力を有する多様な入学者の確保と受入環境の整備
例えば、多様なニーズに応える教育研究の質の向上のために、科目ナンバリングなど国際通用性のある教育システムへの改革と個性豊かな教育コンテンツの充実などを図ります。確かな学力とともに多様な資質を持った高等学校・高等専門学校卒業者の受入のために、推薦入試、AO入試、国際バカロレア入試等を拡大します。女子学生及び女性教員の受入環境の整備のために、ライフイベントとの両立支援体制の強化等による女性比率の向上を図ります。

2. 大学間等の機能的な連携・共同による教育研究水準の向上
例えば、大学間等の連携・共同による教育の推進のために、教育コンテンツの互換性及び教養科目の標準化の推進を図ります。大学間等の連携・共同によるネットワーク形成による研究を推進します。学生、研究者の高い流動性の確保のために、年俸制やクロスアポイントメント制の活用、テニュアトラック制の導入・定着など大学等間の高い流動性を確保し魅力あるキャリアを提供します。

将来の動向を踏まえたさらなる組織再編等による国立大学の構造改革に向けて、各大学が独自にまたは連携して自己変革を推進します。また、教育水準を維持し、世界をリードする研究を推進し、我が国の成長発展を支える観点からは、組織の数や規模、学生数などにも踏み込んだ大胆な検討も必要としています。そして、真に効果的な組織再編等を実行するためには、十分な期間をかけ、各地域や他の高等教育機関と調整を図り、人事面・財政面等の周到な準備を計画的に進めることが必要としています。

国立大学は、地域の文化・社会・経済を支える拠点として、また社会・世界に開かれた学生の学びの場として、さらに多様な価値を創造する研究の源泉として、その機能を一層強化し、次代を担うたくましい学生を育てるとともに、未来を拓くイノベーションを創造し続けることが求められています。グローバル社会で活躍できる学生を育成する場となることが期待されますね。


「国立大学の将来ビジョンに関するアクションプラン(中間まとめ)」の公表 | 国立大学協会

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投稿者 kksblog : 2015年06月22日 17:28


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