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情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査を実施~総務省 (2014年04月21日)

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総務省が、『平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』を実施し、その速報を取りまとめ公表しました。

スマートフォンの普及等により利用が進んでいるソーシャルメディア等のインターネット上の新しいメディアと、テレビ、新聞といった従来型のメディアについて、時間帯毎の利用実態、利用目的、信頼度等を把握し、メディア間の関係を明らかにすることを目的としています。

まず主なメディアの平均利用時間をみると、テレビ(リアルタイム)視聴168.3分、ネット利用77.9分、新聞閲読が11.8分で、ネット利用時間以外の平均利用時間は減少傾向でした。テレビの減少要因は40代、50代の視聴時間減少で、若年層には変化がありませんでした。なお、平日のネット行為者率については、テレビ視聴行為者率を上回る年代が、若年層だけでなく30代まで拡大しています。

一方休日は、テレビ(リアルタイム)視聴は225.4分で、平日より60分近く長い傾向です。ネット利用時間については、若年層は休日のほうが長い傾向ですが、30代以上にはその傾向は見られません。

平日のテレビ(リアルタイム)時間帯別行為者率、ネット行為者率のピークはともに21時台。ネットの行為者率については、朝と夜の行為者率はテレビ(リアルタイム)には及びませんが、日中はテレビよりやや高く、昼休み時のピークが比較的高めです。休日は平日に比べ、テレビの日中行為者率が高い傾向で、ネット利用は日中から23時台頃まで17%前後で安定しています。

平日にテレビ(リアルタイム)視聴と主な機器との並行利用については、20時台、21時台の携帯電話が高く、新聞を含む印刷物との並行利用は朝7時台がピークです。

平日のコミュニケーション手段毎の平均利用時間は、全体ではメールが最も長く 、次いでソーシャルメディアですが、若年層はメールからソーシャルメディアに移行しています。一方休日は、平日と比較して若年層のソーシャルメディア利用時間が大幅に長く、30代以上はメールの利用時間が短い傾向です。

スマートフォンの利用率は全体で52.8%。最も利用率が伸びた40代をはじめ、30代、10代において前年に比べ利用率が約30ポイント増加している一方、シニアの利用は進んでいません。ソーシャルメディアの利用率は、全体で57.1%。若年層以外の年代でも利用が一般化しつつあり、特にLINEの利用率が倍増しています。

時事情報を得るためのメディアとしては、全世代テレビが最も高く、しかし20代はいち早く情報を得るためにはテレビよりインターネットを利用しています。そのような状況下でも、メディアの信頼度では、新聞が一番高く、次いでテレビ。インターネットの信頼度は低めです。目的によってメディアをうまく使い分けることが大切になってきていますね。




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投稿者 kksblog : 2014年04月21日 23:16


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