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全国学力・学習状況調査の結果について東京都の取り組み (2007年12月24日)

文部科学省は、全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的に児童・生徒の学力状況を把握する「全国学力・学習状況調査」を平成19年4月24日に実施し、結果を平成19年10月24日に公表しましたが、 これを受けて、東京都は調査結果を報告書にまとめました。

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by d sackvill

調査結果を受けて、東京都としての取り組みも載せています。

この調査の目的は、①全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、各地域における児童・生徒の学力・学習状況を把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ること②各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図ることです。

調査の対象学年は、小学校6年生・特別支援学校小学部6年生と 中学校3年生、中等教育学校3年生、特別支援学校中学部3年生の子供達で、教科は、国語、算数(中学では数学)です。また、生活環境や学習環境等に関する質問紙調査(児童・生徒対象と学校対象)も行われました。

東京都としての「調査結果から見た課題と指導方法の改善・充実のポイント」は、小学生の国語に関し、「相手意識を明確にした言語活動の充実を図る」、「叙述に即して理解したり表現したりする指導の充実を図る」としています。調査の結果、登場人物の気持ちの理解が足りずに誤った答えを出してしまうケースもあったようです。

学校の授業時間以外に、普段3時間以上勉強している割合は、東京の小学生は全国に比べて約2倍だそうです。(中学では約1.2倍)また、勉強時間が多いほど正答率は高い傾向が小・中学校ともみられました。

今後、東京都では、「全国学力・学習状況調査の東京都の状況について、学力向上の施策や各学校の授業改善に役立つように各区市町村教育委員会及び各学校に情報提供する」「各学校が既に作成している「授業改善推進プラン」を全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、さらに充実する」「東京都教育委員会が、これまで取り組んできた学力向上のための事業をさらに充実する」などの取り組みを行っていくそうです。

各都道府県でも、東京都のような取り組みがなされていることと思いますが、あなたの街の取り組みはどういったものでしょう?

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投稿者 kksblog : 2007年12月24日 18:07


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