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睡眠不足を解消できる鼻腔スプレー 睡眠障害のサルも元気いっぱいに (2008年01月10日)

「The Journal of Neuroscience(神経科学ジャーナル)」によると、オレキシン-Aを投与することによって睡眠不足のサルに覚醒効果があったことが明らかになりました。

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by CPERONI

30~36時間も睡眠不足が続いていたサルにオレキシン-Aを投与すると、脳代謝活動が活発になり覚醒した状態になります。また、今回の発見により、新しい投与方法がより覚醒効果を増幅することも確認されました。

通常の静脈注射でオレキシン-Aを睡眠不足のサルに投与した場合と、鼻腔を通して投与した場合(新しい方法)では、鼻腔を通してオレキシン-Aを摂取した方が少量で効果を発揮することがわかりました。

鼻腔を通して投与したオレキシン-Aの量はたったの1.0g/kgでしたが、通常の静脈注射で最大量の10g/kgを投与した場合よりも効果は抜群でした。また、鼻腔より投与されたオレキシン-Aは、静脈注射から投与された場合よりもはっきりした脳代謝活動を行うことも確認済みです。

鼻腔からのオレキシン-Aを摂取することは、睡眠障害によって生じてしまうマイナス部分を軽減してくれる大きな一歩となったと発見者のアメリカの大学教授陣は語っています。

まだ新薬の開発までには時間はかかりそうですが、睡眠障害を患っている人には大きな光となりそうです。最近では、睡眠不足に悩む子どもたちも増えてきました。この現代病に対する解決策が早急に見つかるように世界の専門家たちには頑張っていただきたいものですね。

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Systemic and Nasal Delivery of Orexin-A (Hypocretin-1) Reduces the Effects of Sleep Deprivation on Cognitive Performance in Nonhuman Primates



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投稿者 kksblog : 2008年01月10日 21:31


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