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就職活動は、都市部男子学生に有利か・・・!? アンケート調査より (2008年08月30日)

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矢野経済研究所は、来春採用の(2009年)就職活動について、インターネットアンケートの集計を発表しました。この調査は短大、大学、大学院の卒業を控えた学生に対してこの4月に行ったものです。

その結果4つの方向性が明らかになりました。

まず第一には、就職活動を早くはじめた学生のほうが、内々定という結果を出しているということです。4年の4月時点で就職の内々定を得ている人のうち、大学3年の11月までに就職活動をはじめたのが6割、12月末までにはじめたのが8割以上でした。

学生のアンケートで《もっと早くから就活をはじめれば良かった・・・》という反省の声と、現実が一致しました。

第二は、女子学生は男子に比べ結果に結びつきにくいということです。早い時期からの就職活動をはじめているにもかかわらず、4月時点では男子に比べ、内内定率が10%程度低い結果がでました。

北京オリンピックでは日本女子の活躍が大きく報道されていましたが、就職活動においては、女子学生は報われない思いをしているという残念な結果です。

そして第三は、地方格差が大きく、地方部学生には厳しいということです。都市部学生と地方学生との内々定の差は2倍以上。地方は活動の立ち上がりが遅いこと、就職活動の窓口との距離の差による金銭的な負担が要因とされています。

地方の学生からは、地方での合同企業説明会や就職支援対策を望む声が目立つとありました。

最後第四は、私立大学の就職支援は充実しているのに比べ、国公立大学では支援は少ないということです。支援の充実を望む国公立学生に比べ、私学生はマンツーマンによる指導を望む声が上がるほどです。

早くから就職活動をしたから、必ず良い結果に結びつくとは限りません。しかし早く始めた学生は、それだけの強い意志を持って就活に臨んでいる、だから早くに成果が現れているといえるのではないでしょうか・・・。

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学生の就職活動に関する『意識・実態』調査結果2008



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投稿者 kksblog : 2008年08月30日 19:17


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