●「生態系と生物多様性の経済学」中間報告の無料ダウンロードが開始されました (2008年12月12日)
財団法人 日本生体系協会は、「生態系と生物多様性の経済学」中間報告の無料ダウンロードを開始しました。
「生態系と生物多様性の経済学中間報告」と題する同レポートは、2008年5月29日にドイツ・ボンで開催された生物多様性条約第9回締約国会議(COP9)の閣僚級会合において発表されたものです。
このレポートの英語の原題は“The economics of ecosystems & biodiversity”で、英国の著名な経済学者ニコラス・スターン卿が2006年に発表しスターン・レビューと呼ばれる“The economics ofClimate Change”(気候変動の経済学)に合わせて命名したものと推測されるそうです。
スターン・レビューは地球温暖化の経済的影響を示し、放置すれば二度の世界大戦クラスの損失が見込まれることを指摘し世界に衝撃を与えましたが、他方、早期に本格的な対応を開始すれば最小限のコストで影響を抑止できることを明確に示し、世界に勇気を与えたということです。
生態系の破壊や生物多様性の損失の進行がもたらすだろう莫大な経済的損失にも驚かされるが、貧困国において生活のための森林伐採が様々な災害を引き起こし、それがまた貧困の悪化を招く悪循環の例が示されており、この問題の根深さと解決の難しさに暗澹たる気持ちを抱くのである、と特別顧問の村上仁志氏は述べています。
この中間報告では、市場メカニズムを活用した環境保護の先進的な取組が紹介されていますが、2010年に予定されている最終報告でも問題解決のための実践的な政策マニュアルが発表されることになっているそうです。
村上仁志氏は、さらに「2010年のCOP10の開催国である日本が、こういったテーマに無関心でいることは許されない。政府だけでなく、企業、NPO・NGOも互いに連携し、今後積極的に世界をリードすることが望まれる。」と強調しています。
「生態系と生物多様性の経済学」中間報告レポートにはかなりいろいろな情報が詰まっているので、これから授業の中で環境教育をされる先生方の役に立つかもしれません。一度時間のある時にダウンロードをして読んでみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2008年12月12日 17:20



