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親の管理が重視される子どものテレビ視聴とインターネット利用 (2009年07月02日)

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ネットマーケティングを展開する(株)アイシェアは、子どもに影響を与えるテレビ番組および子どものインターネット利用に関する意識調査を実施しました。

調査は20代から30代のネットユーザー男女597名(未成年の子どもがいる人は24.8%)の回答を集計。未成年の子どもに悪影響を与えるテレビ番組が「あると思う」と答えた人は80.9%にのぼり、悪影響を与えるテレビ番組の存在を危惧する人が多いことがわかりました。

子どもの頃、大人から見ないように言われたテレビ番組が「ある」回答者は全体の39.2%ですが、年代があがるほどその比率は増え、40代でが半数以上が「ある」としています。一方で、見ないように言われた番組を「見たいと思った」のは80.3%。しかし今になって、その番組を振り返ってみると、「悪影響を与えていたと思う」と「悪影響を与えていたとは思わない」の意見が二分。大人になって、親の思いが理解できた人が多いようですが、現在より悪影響を懸念する声は少なかったようです。

テレビの視聴と同様に、インターネット利用についても親の方針が分かれるところ。インターネットが子どもに悪影響を与えるかについては、「悪影響を与えない」が33.5%、「悪影響を与える」が66.5%です。その理由を自由回答してもらうと、「悪影響を与えない」派は、フィルタリング、時間制限、リテラシーの理解を条件とすれば悪影響ではないとするものが多く、「悪影響を与える」派は、有害サイトや個人情報の流出、誹謗中傷の未規制や情報の真偽が不明であること、匿名性などが問題視され、他にも人付き合い、本離れや視力・体力低下、想像力低下などへの影響も懸念されています。

しかしインターネットは、必要な情報を簡単に調べられるという情報源としての利便性があること、その一方で子どもには十分な判断能力が備わっていないことを考慮すると、周囲に利用方法を指導できる人を置き、管理体制を整備しておき、子どもたちには判断能力を養うことが重要と思われます。

子どもからメディアを断つことはできません。テレビを見る、インターネットを利用するにあたって、管理を重視し、十分な対策を行なうことが予防措置であり、メディアと子どもたちが上手くつき合えるようになるといいですね。


子どもの頃「見るな」と言われた番組はある? - アイシェア リサーチ


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投稿者 kksblog : 2009年07月02日 05:19


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