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学校においては、光化学スモッグの発生に備えて、光化学スモッグ対策組織の整備、光化学スモッグ緊急時の情報の受信体制を整えておく必要があります。また、被害防止の措置として、光化学スモッグの発生やその人体への影響は気象条件に関係することが大きいので、日々の気象の観察を怠らないことが大切です。そして、気象条件の不安定などにより健康を害しやすい時期でもあることから、児童・生徒の日常の健康管理を十分に行い、平素から節度ある規律正しい生活をするように指導するとともに、家庭に対しても協力を求めておくことが必要です。

光化学スモッグによると思われる被害が発生したときには、緊急時発令の有無にかかわらず、直ちに屋外活動を取りやめて児童・生徒を校舎内に退避させること、教室内では、なるべく戸外に面した窓を閉めるか、カーテンを閉めること、保健室ではエアコンディショナーや空気清浄機を運転し、被害者が良好な空気環境のもとで安静にできるようにすることが必要です。

各学校において、全教職員で共通の理解を得ておき、十分な体制を整えておくことが求められます。

学校における光化学スモッグ対策 | 東京都教育委員会