●ゆとりなき「ゆとり教育」世代の子どもたち 家は休息の場で、家族との関係は良好 (2007年11月12日)
生活総研(博報堂生活総合研究所)が「子供の生活10年変化~1997年と2007年、日本の子どもの意識と行動はどう変わったか?~」の調査結果を発表しました。
by jynmeyer
博報堂生活総合研究所では、10年前の1997年に行った、小学4年生~中学2年生対象の「子供調査」を、今年(2007年)、同年代の子どもたちに行いました。
この調査結果から、「アフターバブル・キッズ」(1992年~97年生まれ)と10年前の子どもたち(1982~87年生まれ)との生活行動や意識を比較分析しました。
10年前の子どもたちと違い、アフターバブル・キッズは、ゆとりなき「ゆとり教育」世代といえます。欲しいものは、「時間」、「いい成績」、「自由」に増加がみられ、増やしたい時間の1位は「睡眠時間」が約65%にものぼっています。
「時間的なゆとりがない」子どもが10年前は30.6%だったのが、アフターバブル・キッズは41.6%と増大しています。時間配分も友達と遊ぶより勉強中心と変わってきています。
一方、友達の数は10年前より増加しており、51人→67人になっています。友達への関心が高まる中で、うまく穏やかな関係を確保しているようです。子どもたち同士でもっと知りたいことのトップには「友達の話」(48.1%)で、10年間で8.9ポイント増加しました。
家庭での関係は良好になり、家は自分を解放できる「休息」の場所という結果が出ています。「友達のことを、よく父母に話すほうだ」(62.3%→66.6%)、「将来は親と同じような人になりたい」(53.7%→60.3%)など増加がみられ親子間でのコミュニケーションは向上しています。
10年で読書をする子どもが約15ポイント増加し、3人に1人が「本をよく読む」という結果になりました。また、アフターバブル・キッズは、実体験よりも映画やドラマ、本で感動してよく泣く傾向にあり、全体の約85%が「TVドラマの最終回や好きな本」「携帯小説のクライマックス」などで泣いたとしています。
ゆとり教育は導入されましたが、結局はゆとりなき「ゆとり教育」世代という結果になり、この10年間で子どもを取り巻く環境は大きく変わりました。
バブル後の時代の閉そく感の中で、子どもたちは荒波にも負けずに頑張ってきました。この調査結果からは、子どもへの負担が大きい社会ではありますが家庭がマイナス部分を補っている比較的良い結果となったのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2007年11月12日 20:23



