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総研レポート「学校給食への地場産野菜供給に関する調査」 (2008年07月03日)

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農林中金総合研究所が行った「学校給食への地場産野菜供給に関する調査」は、野菜を中心に、学校給食においての地場産業の使用が拡大していかない理由と、その問題点についての対応策を考えることを目的として行われました。

地場産野菜を学校給食に使うことに関してのメリットは、なんといっても安全で安心、また鮮度がよいことが多くあげられています。また、生産者からみても、学校給食に対しての生産のメリットとして、一度に多くの量を販売できること、売れ残りのリスクがないこと、また、子どもたちが食べるものを生産するということで生産意識や生産意欲が向上する、ということがあげられています。

都道府県産の農産物を使用している栄養職員さんたちの今後の意向においても、市町村産や県産の農産物の利用を増やしたいという回答が多くなっています。その背景には、実際に使用することによって、地場産農産物を使用することのメリットを実感しているということがあると考えられます。

地場産野菜は、生産者がわかっており、なおかつ身近なことによって安全で安心、また、配送時間短縮によって鮮度のよい野菜を調理に使用でき、こういった点についても、今後も利用を増やしたいという回答にあらわれています。鮮度がよいことによって、味もよく、調理員にとっての皮むき等の下処理が容易になるということです。

生産者からの輸送も、通いコンテナを使用しているケースがあり、そういった場合、ダンボールや小袋の開封の手間が省け、また、ゴミの削減もできるというメリットも指摘されています。

各地で、地場産野菜を学校給食に使っている事例もたくさん載せられています。学校側も生産側も歩み寄りが必要ですが、子どもたちにとっては、目にもおいしい新鮮な色とりどりの野菜を毎日食することで、栄養面だけでなく、心の面でもよい影響があるのは、間違いないでしょう。

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投稿者 kksblog : 2008年07月03日 00:35


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