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学校での携帯電話使用を禁止―栃木県教育委員会 (2009年02月20日)

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栃木県教育委員会は、児童生徒の携帯電話の使用に関する方針を決めました。

それによると、小中学校では「原則として携帯電話の学校への持ち込みを禁止」、高校では「原則として校内での使用を禁止」となっています。

また、「とちぎの子どもを携帯電話の危険から守る行動アピール」を策定し、子どもたちに安易に携帯電話を与えないよう呼びかけています。

この行動アピールは、携帯電話を介した犯罪やトラブルから子どもたちを守るためにつくられたもので、保護者や学校向けのアピールとなっています。

学校向けのアピールとしては、
・携帯電話の校内持ち込みについて明確なルールを定める
・子どもたちに情報教育を行う
などとなっています。

保護者向けには、
・携帯電話を子どもたちに安易に持たせない
・持たせる場合は親子でルールを作り責任を持って管理する
・携帯電話についての学校のルールを守らせる
となっています。

携帯電話の与え方については、
・小中学生:原則として携帯電話を持たせない
・高校生:安易に携帯電話を持たせない
としています。

また、持たせる場合は、
・小学生:通話機能のみでインターネット契約をしない
・中学生:できるだけインターネット契約をしない
      インターネット契約をする場合はホワイトリスト方式(特定のサイトのみ閲覧できる)のフィルタリングを利用
・高校生:必ずフィルタリングを利用する
とし、年齢に応じた使い方をするよう呼びかけています。

携帯電話の学校への持ち込みは、これまでにも多くの学校で禁止されていましたが、先日文部科学省が「持ち込み禁止」を打ち出したことで、これまで以上にはっきりと禁止の姿勢を打ち出す学校や教育委員会が増えたようです。

とはいえ「禁止さえしていれば問題が起きない」というものでもないでしょう。禁止する以上は、なぜ禁止なのか、なぜ危険なのかを子どもたちに伝え、考えさせることも大切ではないでしょうか。その意味で情報教育はこれからますます重要なものになりそうです。

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投稿者 kksblog : 2009年02月20日 16:59


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