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学級編制と少人数指導形態が児童の学力に与える影響についての調査 (2012年05月22日)

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「学級編制と少人数指導形態が児童の学力に与える影響についての調査」の報告書が公開されています。

この調査は、国立教育政策研究所が行なったものです。

この調査の目的は、学級編成と少人数指導携帯が、国語・算数それぞれの教科の小学校第4学年時と第6学年時の学力との関係に与える影響を明らかにするところにありました。

京都市以外の京都府内の小学校のうち、平成23年度の第6学年において単式学級が2以上あった110校を調査対象として、調査が行われました。

調査は、以下のような方法で行われました。

「児童の学力」については、第4学年時の4月、および、第6学年時の4月に実施された国語と算数の学力診断テストの児童ごとの得点を一覧表形式で回答してもらいました。

「各校の学級編成」については、平成18年度~23年度の学級数と学年児童数を回答してもらいました。

調査結果ですが、国語・算数のいずれにおいても、小学校第4学年時と第6学年時の学力との関係の違いは、少人数指導実施形態の違いでは説明されないことが、わかりました。

そして、学級編成について、算数において、従前の学力が同程度の児童でみると、現行の基準によって編成された30人以下の学級規模の学校の児童よりも、現行を下回る基準による学級編成を継続的に実施した学校の児童の方が、その後の学力が高いことがわかりました。

少人数の方が、やはり行き届く部分があるのかもしれませんが、地域や学校の環境によっては、うまく工夫しないと、それが実行していきにくい場合もあるでしょうね。

学級編制と少人数指導形態が児童の学力に与える影響についての調査:国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2012年05月22日 00:55


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