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ICTで障がい児の学習支援・生活支援を「魔法のランププロジェクト」 (2013年01月29日)

magiccarpet_130128.jpg東京大学先端技術研究センター、ソフトバンクモバイル株式会社、株式会社エデュアスは、共同で「魔法のランププロジェクト」を実施します。これは携帯電話・スマートフォンなどの情報端末の活用が障がいを持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指しており、このプロジェクトへの協力校の募集が始まっています。

このプロジェクトにおいて、協力校にスマートフォンやタブレット端末を一定期間無償で貸し出します。協力校では、それらの端末を教育現場や日常生活の場などで活用し、具体的な事例を研究・公開します。さらに校内、地域でのICT活用セミナーや研修会の実施を推進し、これによって障がい児の学修を支援する「学習のバリアフリー」をさらに促進していきます。

募集対象となる学校は日本国内の特別支援学校で、障がいの種別、公立・私立は問いません。募集期間は2月25日の午後5時まで、50組の採択が予定されています。担当教員が応募者となり、対象となる具体的な児童生徒との実践を計画して応募し、採択された応募者の学校が研究協力校として採択されます。

東大先端技術研究センターとソフトバンクグループは、2009年から、携帯電話を活用した障がい児の学習支援「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」、iPadを活用した「魔法のふでばこプロジェクト」、支援を学習の場だけでなく生活の場にも広げた「魔法のじゅうたんプロジェクト」、といったプロジェクトを行ってきました。今回の「魔法のランププロジェクト」は、その集大成となります。

これまでに行われてきたプロジェクトから、情報端末の機能やアプリがどのような障がいにおいて、どのように役立つかが「魔法のプロジェクト」のホームページで紹介されています。例えば知的障がい、知的障がいを伴う自閉症では、電子メールは「ゆっくり時間をかけて読み、理解できる」、タイマーやリマインダー、アラームといった機能は「先の予定や時間感覚を自分で把握することを助ける」など、学習支援だけでなく、自立にもつながりそうです。

障がい児がより良く学ぶことで、これまで困難だった自立や社会参加への道が広がっていくことが期待されます。白杖や補聴器のようにICTという道具を使うことで、さまざまな障がいを持つ人達の可能性が花開くといいですね。

ICTを活用して障がい児の学習・生活支援を行う「魔法のランププロジェクト」協力校を募集|ソフトバンクモバイル



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投稿者 kksblog : 2013年01月29日 11:10


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