本県では、昨年3月に策定された第二期教育大綱において、9つの基本方針を貫く横断的な取組として、新たに「課題解決型の教育」の展開、「ICT教育」の推進、「チーム富山教育」の実現を掲げ、新学習指導要領に対応した様々な施策を展開しています。
課題解決型の教育については、新しい時代にふさわしい学びとしての課題解決型学習を推進するため、「県立学校プロジェクト学習推進事業」を実施し、効果的な実践や成果等の共有に取り組んでいます。
ICT教育については、昨年夏までに1人1台端末整備を完了し、新設した「富山県教育DX推進会議」のもとでICTを活用した授業改善や働き方改革の推進などに取り組んでいます。
チーム富山教育については、PTAと連携した「親学び講座」の実施や、企業等と連携し中学校では「社会に学ぶ『十四歳の挑戦』」、県立高校では「社会に羽ばたく『十七歳の挑戦』」の実施などキャリア教育の推進にも力を入れています。
「教育県富山」の良き伝統をしっかりと継承・発展させながら、未来を担う子供たちが健やかにたくましく成長できるよう本県教育行政の充実のために、市町村教育委員会や関係機関等と協力し、家庭・学校・地域の皆様と連携しながら、実効性のある教育行政の推進に努めて参ります。