鳴教大が「地域教員希望枠」高校生向けセミナーの受付を開始。セミナー修了は「地域教員希望枠」の出願要件

2025年5月29日

鳴門教育大学は５月28日、徳島県教育委員会と連携して取り組む「地域教員希望枠」の2027年度入学者選抜（2026年度実施）の学生募集に向け、高校生向けセミナーの申込み受付を開始した。受付期間は8月18日まで。

鳴門教育大学で2027年度入試から導入される「地域教員希望枠」では、高校段階から、徳島県小学校教師への理解・志向を深めるため、出願要件として、同学が主催する高校生向けのセミナー（全3回）を修了したことを課している。セミナーは9月から12月にかけて実施される。

■徳島県版「地域教員希望枠」の特色

全国的な教員不足を背景に、他県でも「地域教員希望枠」の導入が進んでいる。徳島県版の「地域教員希望枠」では、県内の様々な課題への対応力を持ち、学校の小規模化の中でも学校間連携を推進し学校力を強化できる若手リーダー教員を、学部4年間と教職大学院3年間（うち２年目は教員として学校現場で勤務、３年目に勤務しながら教職大学院を修了）の7年間で計画的に養成する点に大きな特色がある。徳島県内の高校生に限らず県外からも出願可能で、入学定員は5人。