島根県立大学は5月26日、大学卒業後に島根県内で教員として働く意欲のある学生を募集する「地域教員希望枠」を新設すると発表した。2026年度入試(2025年度実施)より、人間文化学部の総合型選抜で採用する。
同学は2024年6月に、島根大学との連携事業として、文部科学省「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」(取組名:過疎・少子化に直面する山陰地域における志望・養成・採用・研修段階の一貫した取組による教師の質保証)に採択されており、今回の入試区分の新設は本事業の一環。
本事業では、地域や現場ニーズに対応した質の高い教師を養成し、確保することを目的として、高校生と大学生が交流する「入学前プログラム」等の実施や、教員を目指す高校生を受け入れる「地域教員希望枠」入試の創設、島根県教育委員会及び島根大学と連携した授業の実施、そして教員採用後のフォローアップまでを一貫して取り組むとしている。
地域教員希望枠への出願対象は、島根県内の高校等の生徒もしくは島根県の区域内に住所を有する者。地域教員希望枠の募集人員は、保育教育学科が5人、地域文化学科が3人。なお、地域文化学科では、地域教員希望枠の判定で合格とならなかった場合、総合型選抜(自己推薦)の選抜対象となる。