文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)は7月18日、トビタテ!留学 JAPAN 新・日本代表プログラム「拠点形成支援事業」の2025年度事業に群馬県・富山県・京都府の3府県を採択したと発表。
本事業は、地域の産学官が共創し、地域の高校生等への留学機会提供と留学機運醸成に取り組むもので、2023年度にスタート。高等学校段階からグローバル人材育成に取り組む留学モデル拠点地域を全国に作り、「地域にイノベーションを起こすグローバル探究リーダー」を育成することを目的としており、JASSOにおいて審査の上、地域事業を採択している。初年度である2023年度は石川県・静岡県・滋賀県の3県、2024年度は福島県・高知県の2県が採択され、既に派遣留学生が世界へ飛び立っている。
2025年度は、群馬県「GUNMAグローバル人材育成事業」、富山県「未来を拓くとやま高校生グローバル人材育成事業」、京都府「京の高校生留学応援事業」の3件の地域事業が採択された。
採択地域は、地域内の高等学校等に在籍する高校生等を採用し、「マイ好奇心探究コース」「社会課題探究 コース」「STEAM探究コース」「スポーツ・芸術探究コース」に、地域特有の課題解決や地域貢献につな がるテーマを海外で探究する「地域探究コース」を加えた、5つのコースからなる留学プログラムを実施。JASSOは、派遣留学生への奨学金等の費用の2分の1を支援するとともに、事業の安定運営のための伴走支援を行う。