最終選考会にて。千葉均社長(左)と内田剛氏
ポプラ社賞(左)、POP王賞(右)(いずれも小学校)
5回目を迎えた「ポプラ社2022全国学校図書館POPコンテスト」(主催=ポプラ社)。過去最大の851校から3万6970点の応募があった。前回から開始したWEB応募の校数は160%以上増加した。
コンテスト開催の案内時から日本国外の在外教育施設にも対象を拡大し、6か国7校の在外教育施設からの応募があったほか、またコンテストアドバイザーの“POP王”こと内田剛氏による「POP王直伝!学校・図書館に役立つPOP術」を、同社のnote上で公開する等の取組が奏功した。
最終選考は2月6日に実施。内田剛氏、同社の千葉均社長、POPコンテスト事務局員により、「POP王賞」「ポプラ社賞」「コンテスト事務局賞」「本への愛情が伝わるPOP賞」「インパクト賞」「イラスト賞」「デジタルPOP賞」など、12部門計57点が選出された。
今回応募が増加したのは中学校(昨対比114・8%)、中高一貫・中等教育学校(同170・0%)。同社によると、本コンテストを始めたきっかけは「中高生の読書離れだった」。「大人が商業的に本を薦めるより、同世代のこどもが薦める方が魅力的なのではないか」と話し合ったという。今回、授業の一環で取り組んだ教員からは“なかなか学校図書館に来なかった子供たちが、コンテストへの参加をきっかけに学校図書館の本に触れ、仲間と一緒に本を読む姿が見られるようになった”という声が届いているという。
https://www.poplar.co.jp/schoolLibrary/pop-contest/results2022/
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2023年3月20日号掲載
