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グッドデザイン賞2020ベスト100~教育向け6製品をご紹介「透けない白シャツ」「神大国際学生寮」「8Kインタラクティブミュージアム」「教育用顕微鏡」「噛む回数や姿勢を測定」「ビデオ会議システム」

2020年10月3日

2020年度グッドデザイン賞受賞対象の中でも、審査委員会から特に高い評価を得た100件が「グッドデザイン・ベスト100」として10月1日に公表された。その中から教育向け6製品を紹介する。

 


【白い体操着やシャツでも透けない「MIENNE(ミエンヌ)」】


■下着の「透け」という問題を解決

ミエンヌは、白色でも下着が透けにくいウェア。学校制服や体操服の“透け”は大きな課題。この“透け”を高いレベルで解決している点が評価されて受賞した。ミエンヌは現在、学校指定体操服として全国約200の学校に採用されている。

 


■生徒だけでなく保護者や教員の悩みも解消

体操服や学校のシャツからの下着の透けという問題は、着用者である生徒だけでなく、思春期の子どもを持つ保護者や、その透けを指摘・指導しなければならない教員にとっても大きな悩み。そこでカンコー学生服は、透けの大幅な軽減に取り組み、ミエンヌを開発した。

 


■可視光線を大幅カット

ミエンヌは、酸化チタンを練りこんだ糸・編組織の工夫で可視光線を大幅カット。防透け性、紫外線遮蔽率を実現し、従来の素材では確保できなかった「通気性の良さ」や「汚れの落としやすさ」といった快適性も併せ持つ。

 


■新たにスクールポロシャツを販売

ミエンヌシリーズとして、学校指定体操服やスクール用シャツで商品を展開。2021年春からは新たにスクールポロシャツの販売を予定している。


【デザインのポイント】

1.1着でもインナー着用時と変わらない防透け性

2.酸化チタンを使用した糸や編目を細かくする編み方

3.高い紫外線遮蔽率

 


事業主体名:
菅公学生服株式会社

透けない、見せない、安心ウェア「MIENNE(ミエンヌ)」

 

 


【神奈川大学の国際学生寮 [まちのような国際学生寮(神奈川大学新国際学生寮・栗田谷アカデメイア)]】


■新たな価値を生み出すコミュニティーを創造する

神奈川大学の国際学生寮「栗田谷アカデメイア」は、多様なバックグラウンドを持つ者同士が起居を共にする場。多彩な交流や体験を通して、多様性を尊重し、新たな価値を生み出すコミュニティーを創造することを目的に設置。異なるバックグラウンドを持つ学生が国内外から集まり、共同生活を通して交流し学ぶ国際学生寮。日常の中で育まれる「持続可能な交流のかたち」をテーマに、個が集合し、郡となることで生まれる、ひらかれた生活環境(共用部)を目指した。

 


■生活のほとんどが共用部にあふれ出す

210室の個室は最小限の空間とし、共用部を最大化。14階まで繋がる吹き抜け空間のまわりに個室が並ぶ「吹き抜け付き中廊下タイプ」。共用部は、料理・食事・洗濯・入浴・学習・団欒など様々な生活活動を受けとめるため「パブリック空間のひとりでも居られる居場所のデザイン」とした。

 

■吹き抜け空間の中に求心性のある場を展開

廊下には吹き抜けに対してバルコニーのようにスラブが張り出した居場所(コーナーポット)があり、上下階を繋ぐ多方向にかかった階段の踊り場を居場所(ポット)化している。それぞれの居場所(ポット)の仕上げや腰壁高さや家具などを違ったデザインとし、大きな吹き抜け空間の中に求心性ある場が展開されている。この吹き抜け空間は、避難動線を外部階段やバルコニーで解くことによって設計の自由度を獲得している。


<デザインのポイント>

1.生活場面のほとんどを共用部に持ち出し、居住者の日常生活自体が交流の機会となる交流空間としての共用部

2.求心性のある居場所(ポットと呼ぶ)を吹抜けに立体的に点在させ、多中心に広がる生活風景を創り出した

3.吹抜のトップライトがつくる不均質な光環境が、居住者の自由な振る舞いを促す外的な内部環境を実現した

 


事業主体名:
学校法人神奈川大学

神奈川大学 栗田谷アカデメイア

 

 


【「噛む」回数、テンポ、姿勢などを測定[SHARP バイトスキャン]】


■噛む回数を計ることで、より良い咀嚼回数に導く

bitescan(バイトスキャン)は耳にかけて「噛む」回数、テンポ、姿勢などを測定する咀嚼計。 咀嚼回数が減少している現代人に対し、bitescan本体で噛むことを計り、アプリやイベントを通して人々に気づきを与えることで、より良い咀嚼習慣に導く。

 


■咀嚼回数やテンポを数値化

bitescanは耳裏の動きを感知して咀嚼を計測。咀嚼回数やテンポなどが数値化され、普段意識していない食べ方に気づくことができる。単機能モデル、ベーシックモデル、フルサービスモデル、複数接続モデルの用途に合わせた4モデルが用意されている。

 


■噛むことの楽しさを感じてもらうために

デバイスでは噛む回数やテンポ、姿勢を正確に計るためのリサーチ、精度検証、実証実験を重ね、研究用途に使える信頼性と装着し計測するまでの簡易性を両立。また、噛むことの楽しさを感じ、続けて使ってもらうためにアプリの咀嚼アニメーションや、記録の可視化を行い、自らの習慣を変えるという困難な課題に多方面から取り組んでいる。

 


■咀嚼を計るというユニークな点に着目

イベントにおいても噛むこと自体やその大切さに興味を持ってもらえるように体験全体のデザインとブラッシュアップを続けている。咀嚼を計るというユニークな点と、咀嚼体験全体のデザインによって、健康管理、研究、食育、エンターテインメントなど様々な領域で噛むことに気づきを与えるサービスを多くの団体とコラボレーションしながら創出する。


<デザインのポイント>

1.デバイスを耳にかけるだけで噛むことを測定できる手軽さ

2.噛むことに意識を向けるアプリやイベントのインタラクションデザイン

3.健康管理やエンターテインメントなど様々な領域で行動変容を促すサービスのプラットフォーム創出

 


事業主体名:
シャープ株式会社

咀嚼計「bitescan(バイトスキャン)」

 

 


【8Kインタラクティブミュージアム [8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗]】


■8Kモニターでデジタル鑑賞を楽しむ

8Kインタラクティブミュージアムは、視覚と触覚で文化財を楽しめるデジタル鑑賞システム。レプリカ型のコントローラと高精細な8Kモニターによって、従来の展示では見づらかった作品の裏側や細部を鑑賞できる。コントローラを使って文化財を自由に回転・拡大でき、ユーザー自ら作品の魅力を発見できる。誰もが楽しみながら文化財の理解・関心を深められる、新しい鑑賞体験を作る。

 


■デジタルで美術館の課題を解決

美術館の課題として「展示室におけるデジタルコンテンツ活用の遅れ」がある。一般的な展示室では、ガラス越しの陳列でディティールが見づらく、また紙のキャプションには字数制限がある。この課題をデジタルで解決するため、東京国立博物館と議論を行い、シャープが開発を進めた。

 


■実物ではありえない鑑賞体験

「実物では見られない/触れないことを体験できる」をコンセプトに、8Kモニターとコントローラを用いたシステムを考案。文化財を何倍にも拡大したり、断面を見たりと、実物ではありえない鑑賞体験に特化させた。本来なら触れられない・近づけない国宝や重要美術品が、このシステムでは自由に動かせる。ユーザーが文化財に触れ、楽しみながら魅力を発見するという新しい鑑賞体験をデザインした。

 


■画質、コントローラ、操作方法にこだわり

「実物では見られない/触れないことを体験できる」を実現するため、画質、コントローラ、操作方法の3つにこだわった。 ①実物に迫る8K画質を採用し、実寸を超えるサイズで作品を表示。仏像の足裏や陶磁器の微細なヒビが、圧倒的なリアリティで鑑賞できる。②コントローラは本物の文化財と同じ重さ・質感を再現したレプリカになっている。③誰もが簡単に使える操作方法を検討。コントローラを回転させると、同じ角度で画面上の作品が回転、手前に近づけると、画面上の作品が拡大する。


<デザインのポイント>

1.実物の重さ・質感を再現したコントローラによる、本物の文化財に触れているような体験。

2.学芸員が監修した8K3Dモデルにより、従来の展示で見えなかった文化財の細部を、本物さながらに鑑賞。

3.コントローラを回すだけで回転・拡大・解説表示ができるため、誰でも直感的に操作できる。

 


事業主体名:
シャープ株式会社

8Kで本物に触れる」をテーマに文化財鑑賞ソリューションを共同開発、実証実験を公開

 


【教育用顕微鏡 [ECLIPSE Ei]】


■顕微鏡を棚から運搬して設置する課題を解決

ECLIPSE Ei」は、学校で実習教育を行うための教育用顕微鏡。実習教育では初学者に顕微鏡の操作を教える教員の負担が大きいことや、学生が授業のたびに顕微鏡を棚から運搬し設置、撤収する負担が課題となっていた。これらを直感的に分かる操作部材の表示や形状、軽量で持ち易いボディ、美しくまとまるアクセサリー収納部のデザインにより解決した。

 


■スマートフォン専用の操作マニュアルを作成

高校の顕微鏡実習では2つの課題がある。初めて顕微鏡を使う人が、複数人いる生徒への同時指導が難しく、生徒にとっては複数ある操作部材の意味や名称を覚えるのが困難、実習の度に、重量がある顕微鏡を様々な位置の収納場所から運搬することが負荷になる。この2点を課題と捉え、スマートフォン専用の操作マニュアルを作成した。

 


■直感的な操作を促す操作部材形状

さらに、直感的な操作を促す操作部材形状やグラフィックユーザーインターフェースを施し、可搬性向上のためにはコード類の本体収納や、自然な角度で掴める持ち手を設置することで課題を解決した。

 


■細部にまで徹底的にこだわったデザイン

丸味を帯びた親しみのあるボディラインは操作時や運搬時の手当たりの良さと、学生の顕微鏡への敷居を下げる効果を担う。一目で意味を理解できるグラフィックユーザーインターフェースや、顕微鏡を覗いたままでも直感的な操作が可能なダイヤル、軽量コンパクトでどこからもアクセスが可能な持ち手、背面のACアダプターを効率的に美しくしまえる収納部など、細部まで徹底的に拘った。


<デザインのポイント>

1.【教師の指導と学生の学びを補助】スマートフォン専用の操作マニュアル、分かり易い操作部材の表示や形状。

2.【誰でも安定して持ち運べる可搬性】徹底的に軽量化したボディと背面・底面に設置された握りやすい持ち手。

3.【アクセサリーを効率的に美しく収納】ACアダプターとコードを繋げたまま収納出来る背面ポケット。

 

事業主体名:株式会社ニコン

教育用顕微鏡 [ECLIPSE Ei]

 


【ビデオ会議システム [Zoom]】


■世界中の教師と生徒がオンライン授業に参加できるように

Zoomは新型コロナウイルス感染症の拡大という危機的な状況を乗り越え、ユーザーを支援するために開発されたビデオ会議システム。世界中の教師や生徒がバーチャル教室を立ち上げ、オンライン授業に参加し、遠距離教育にZoomを活用できるように取り組んでいる。

 


■教育を支援する様々な機能

ビデオブレイクアウトルーム、マルチシェアリング、アンケート(ポーリング)、グループチャットなどの強力なコラボレーションツールを使用して、クラスを強化および拡張する。出席および注意力追跡機能により、教師は誰がオンライン学習に積極的に参加しているかを確認できる。また、ビデオコンテンツを作成し、理解しやすいホストビデオに再利用して、学生が自分のペースで学習できるようにした。

 


■多くの人が高度で安定なビデオ会議を体験

このビデオ会議システムは、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で世界中のユーザーからの爆発的な需要に応えていると審査委員は講評する。多くの人々により高度で安定したビデオ会議体験を提供し、ビジネスから教育に至るまで、継続するだけでなく、新しい手法の探求までも可能にした。ユーザーフィードバックに慎重に耳を傾け、定期的に修正や改善が行われている点も評価された。


<デザインのポイント>

1.Provides a single, unified client across devices

2.Built with cloud-native distributed architecture

3.Can smoothly host over 10,000 participants

 


事業主体名:
Zoom Video Communications, Inc.

ビデオ会議システム「Zoom」

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