高専生の就職活動の傾向や現状を報告「第1回技術研修会」～　鹿児島高専テクノクラブ

2021年7月13日

産学官交流組織「鹿児島高専テクノクラブ」は「令和3年度第1回技術研修会」を6月18日(金)に開催。学生の就職活動の傾向や現状について、企業に向けて説明が行われた。また、コロナ禍の状況で受け身の傾向が強くなっている学生に対して、地元企業に目を向けてもらうための方法が進路指導の経験を通して提案された。

■担任から見た就職活動を報告

「技術研修会」には、会員企業・団体42社、高専関係者等90名が参加。「担任から見た就職活動」と題して「昨年・今年の就職状況」「学生が何を考えて就職先を選ぶのか」「地元就職の意識調査」などについて説明が行われた。

就職者の割合

■学生の生の声を企業に伝える

続いて「企業側に求められること」「学生が地元企業を選ぶための方策」などの提案が行われた。参加企業は学生の生の声を聴くことができ、「就活の実態がよくわかった」「今後の求人活動の参考になった」等の意見が寄せられた。

■地域企業への就職率の向上に寄与

技術研修会は鹿児島高専が実践している産学連携の一環として毎年開催。共同研究の促進や地域企業への就職率の向上に寄与する活動を行っている。これまでの研修会の例として、「ラボツアーや学生からのアンケート紹介など、共同研究の促進や地域企業への就職率の向上に寄与する活動」、「保護者に地域企業を知ってもらうため、保護者向けの企業説明会の開催」、「KTC企業による高専生への特別講義の実施」などを開催してきた。