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大学生が2070年の下水道を構想~3Dアニメ、CG模型、小説など全7作品を公開

2022年2月18日

東京都下水道局は、大学生7組14人がSFプロトタイピングの手法を用いて「2070年の下水道がある世界」を表現して制作した作品、全7作品を東京地下ラボ特設webサイトで2月15日(火)に公開した。

 


■若者が下水道の先進性を多角的な視点で発信

東京地下ラボは、若者の下水道事業への関心を深めるためのプロジェクト「東京地下ラボ by東京都下水道局」(以下、東京地下ラボ)を実施。公募で集まった学生たちが下水道の先進性などを、ソーシャル、アート、テクノロジーなどの多角的な視点で掘り下げ、発信するプロジェクトとなる。

 


■イラスト、アニメ、小説などで「2070年の下水道がある世界」を表現

東京地下ラボ3回目の開催となった今年度は「下水道の可能性を、想像力によって拡張する」をテーマに、学生がSFプロトタイピングの手法を用いて、それぞれが得意とする作品ジャンルで「2070年の下水道がある世界」を表現した。

 


■個性や想像力が光る7作品が揃う

成果報告会を214()にオンラインで開催。学生が作品のプレゼンテーションを行い、作品の意図や想像する未来の世界について熱く語った。生活排水から生体データが取得される世界を舞台にした2D3Dアニメーション、温暖化による土地不足の影響で自律分散型の下水システムとなった社会を描いた漫画やアニメーションなど、参加学生らの個性や多彩な想像力と表現力が光る計7作品が揃った。


■海上都市のあり方を3Dアニメーションと文章で表現した作品がグランプリに

東京都下水道局、特別審査員のWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所、そして参加学生による投票の結果、浦田泰河さんが制作した、海上都市のあり方を3Dアニメーションと文章で表現した『Other Sides of The Float-2070年の海上都市と下水道』がグランプリ作品に決定。審査員特別賞には、金雪芽さんの小説『50年後の箱船(シェルター)のこどもたちへ』が選ばれた。

 


<「2070年の下水道がある世界」を表現した学生の作品>

『Other Sides of The Float -2070 年の海上都市と下水道-』(グランプリ受賞作品)

時代背景:温暖化による海面上昇で、土地不足が問題となっている世界。対策として日本各地で海上都市の建設が急速に進められる。海上都市では行政制度の整備が追いつかない代わりに自律分散型社会の構築が試みられ、下水道などのインフラも分散型システムが導入される。

制作者:東京大学 浦田泰河

 

『50年後の箱船(シェルター)のこどもたちへ』(審査員特別賞 受賞作品)

時代背景:環境問題は悪化し、集中豪雨による都市浸水被害が頻発するようになった。人々は地上を放棄し、雨水貯水槽を活用した地下都市への移住を決断する。地下シェルターで生まれ育った山田一番には秘密があった。なんと、同じ「箱船の世代」のこどもである佐々木五番に恋心を抱いているのである。

制作者:東洋大学 金雪芽

 


『「いま」と「みらい」の日記』

時代背景:下水道の発展、プラスチック削減の活動が進んだことにより、ゴミのほとんどを下水道に流せる世界に。温暖化が進み、冬でも薄着で過ごせる世界。 

制作者:多摩美術大学 井上葉月

 


『培養食べ物細胞』

時代背景:世界人口が大きく増え、水不足が進んだことにより、従来の食料生産方法では食料がまかないきれなくなった世界。 

制作者:東京医科歯科大学 木島優美

 


『帰途』

時代背景:温暖化に伴う海面上昇により人間が定住可能な陸地が減少してしまい、地上の残された土地の海抜を高めるべく、ゴミなどを積層させて暮らす地を築いた世界。

制作者:東京藝術大学 高橋絵

 


『Mystic Drops』

時代背景:下水道に個人の生体情報も流れるようになり健康状態のチェック、それに伴う商品のレコメンド等のメリットがあるものの、個人情報の流出というデメリットもあるため、下水道局の仕事に個人情報の保護が加わった世界。

制作者:明治大学 総合コンテンツ制作サークル

 


『TOKYO STA. PROTOTYPING 都市の SF プロトタイピングと下水道局の 2070』

時代背景:スマートグラスやミラーワールドの実装、torch タワーの建設や 首都高地下化など確定的な未来を踏まえた 2070 年の世界。

制作者:武蔵野美術大学 GO IZUMITA/SOYA OGAWARA/REI SATO/ANRI FUJII

 


<総評>

若い世代である参加学生の方が抱いている「課題」や「不安」、下水道が持っている「可能性」に対してどのような期待を持っているのかが、イメージとしてよく良く伝わってくる7作品でした。今後若い世代の方々に下水道事業に関心を持っていただき、一緒に将来の下水道の在り方を考えていくうえで、今回制作いただいた作品や発表内容は東京都としても重要なものとして受け止め、これからの下水道広報に活かしていきたいと思います。

(総務部長 田中 彰)

 

「下水道」という難しいテーマに加え、“50 年先の 2070 年という未来を描くという非常に悩ましい課題だったと思いますが、参加学生たちの作品はどれも感心するものばかりでした。実際にSFプロトタイピングの手法を現業務の中にも取り入れて考えてみようと思うほどに、この手法がもつ「可能性」や「力」というものを強く感じました。参加学生の方には、今回の東京地下ラボでの経験を活かして、将来も斬新なアイデアで日本にとどまらず、世界をも変えていって欲しいと思います。

(計画課長 武藤 真)

 


■3人のコンテンツクリエイターが特別参加

下水道の新たな可能性や魅力を発信している東京地下ラボの取組に、無駄づくり発明家の藤原麻里菜氏、漫画家の堀道広氏、漫画家・イラストレーターの町田メロメ氏の3人が作品制作で特別に参加。下水道をモチーフにユニークな世界観で生み出された作品は、特設 web サイトから見ることができる。

 

東京地下ラボ特設webサイト

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