テクノホライゾンは教員養成課程の教員や学生、教育現場の教員を対象に、教員養成学部での様々な授業形態における実物投影機活用事例集「ACCADEMICA(アカデミカ) Vol.2」を3月31日(木)より無料で配布している。
■Vol.1は2021年10月にリリース
信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センターとエルモカンパニーは、実物投影機を活用したオンライン授業、ハイブリッド授業(ハイフレックス授業)における活用法、対面授業における学生の活用をまとめた実物投影機活用事例集「ACCADEMICA(アカデミカ) Vol.1」を2021年10月にリリースした。
■授業の実践内容を参考にしたいとの声が
「ACCDEMICA(アカデミカ)Vol.1」のリリース後、教員養成学部がある学校の教員や学生のみならず、大学関係者以外の小学校の教員からも授業の実践内容を参考にしたいと反響があった。今回、リリースされた「ACCADEMICA(アカデミカ) Vol.2」は、Vol.1 の続編となる。
■長年にわたるICTへの取組が注目される信州大学教育学部
信州大学教育学部では、20年以上前からICT活用の授業を展開。あわせてBYOD による学生のノートPC準備、プログラミング教育への早期の対応、附属学校における教育実習でのICT活用授業の必修化など、ICT活用指導力を高める取組を推進し、全国から注目されてきた。
■教員養成課程の学生のICT活用指導力を高めるために
教員養成でのICT活用教育において先進的な取組を続けている信州大学教育学部と実物投影機を提供するエルモカンパニーが連携することで、学生のICT活用指導力をより高め、優れた次世代の教員を輩出することが期待される。
■学ぶ側から教える側に変わる学生の活動に焦点を当てて紹介
今回の事例集でも、信州大学教育学部で展開されている実物投影機を活用した代表的な実践をピックアップして紹介。Vol.2 では、特に学ぶ側から教える側に変わる学生の活動に焦点を当てており、教育実習や教育現場での活用を目指した内容となっている。実際に授業を行った学生方の工夫点や大変だったポイント、感想なども記載されるなど授業のヒントが数多く紹介されている。
【ACCADEMICA(アカデミカ)概要】
①希望する教員に無償で配布
専用Webサイトから申し込みを受け付けており、無料で配布する。
②初めて実物投影機を使う教員にもわかりやすい内容
実物投影機を使ったことがない教員でもわかりやすいよう、「具体的な実物投影機の
設置の方法」や「実物投影機の効果的な活用法」などを、実際の授業をイメージしな
がら学ぶことができる内容で構成。明日からの授業ですぐに役立てられる。
③科目ごとの活用例の紹介と解説
具体的にどのような場面でどのような活用ができるのかをイメージしやすいよう、
実際に活用した科目も併せて紹介。授業の工夫点や感想はもちろん、信州大学の
佐藤和紀助教からのワンポイントアドバイス解説も掲載されている。
【目次】
◆巻頭言
「教員養成学部における実物投影機の活用と ICT 活用指導力育成を次の一歩へ」
信州大学教育学部・附属次世代型学び研究開発センター長 村松浩幸氏
◆分析
「教員養成の実物投影機の活用分類」
信州大学学術研究院教育学系 教育科学グループ 助教 佐藤和紀氏
◆教員養成学部での教師、学生による様々な授業形態における実物投影機活用事例
〇教師による活用
・対面授業での活用
・オンライン同期型授業・対面+オンラインのハイブリッド期型授業・対面授業での
活用
〇学生による活用
・対面授業での活用
・オンライン同期型授業・対面+オンライン非同期型(オンデマンド)授業での活用
・対面+オンラインのハイフレックス型授業での活用
〇実物投影機を活用したオンライン化学実験
リモート化学実験の可能性の探求 現職教員向け研修講座「家庭でできる化学実験」
◆リフレクション
「投影への挑戦による新たな学びの創生」
信州大学学術研究院教育学系 数学教育グループ 准教授 昆万佑子氏、社会科学教育
グループ 准教授 藤崎聖也氏
<ACCADEMICA(アカデミカ)申込先>
テクノホライゾン エルモカンパニー ACCADEMICA(アカデミカ)専用サイト