東京医療保健大学はこのほど、DXを活用した次世代教育を実現するため、世田谷キャンパスのLearningスペースをリニューアルした。
同学は、文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」に採択され、世田谷キャンパスに所在する医療保健学部医療栄養学科及び同学部医療情報学科の教育研究をより高度化する取組みを推進している。今回のリニューアルは取組みの一環。
別館A402教室では、教室の壁一面をホワイトボードにしたことで壁全体に書き込みが可能になり、どこでもグループワークを行えるようになった。可動式の家具で揃えているため、授業内容に合わせてフレキシブルに教室スタイルを変えることができ、レクチャー形式やグループワークなど様々な授業がスムーズに実施できる。
また、その壁一面のホワイトボードに大画面でプロジェクターを映し、他キャンパスや海外との交流をしたり、ワンタッチで手元の画像を投影することが可能。そのほか実習を収録したり別部屋から他の学生が見たりできるよう、収録カメラの設置や教室間の中継が可能な設備も導入した。
さらに、本館M102教室では、活用シーンに合わせて配置を変えられるテーブル付きチェアを採用し、企業と学生がワークショップ等のディスカッションができる環境を整えた。
今後、新たなイノベーションを創発できる産学連携拠点となることが期待される。