MetaLabは3月15日、ITソリューション提供を推進するオージス総研と、ChatGPTに代表される生成型AIに関する研究開発・社会実装を推進するRATHとの協業により、2023年4月に開校する「MEキャンパス」内に対話型AIを活用したAIアバターの導入を発表した。
「MEキャンパス」は、メタバース空間とアバターを活用し、どこからでもMEキャンパス上の施設を使って学ぶことができるメタバースの学校。自分の好きなアバターでコミュニケーションしながら学べる環境となっている。
今回の協業では、オージス総研とRATHとの対話型AI領域における最新の共同研究成果が反映され、RATHにより提供される「Partner AI Platform」（※）を活用する事により、MEキャンパスに最適化されたAIアバターを実装。これにより、MEキャンパス内で生徒の進路や学習のお悩みにアドバイスをしたり、生徒の学習モチベーションをアップさせたりしていく役割を通じて、生徒のキャンパスライフをサポートする。
AIアバターは、生徒との会話を通じて、継続的に学習を積み重ねることで、より個々の生徒のことを理解し、生徒一人ひとりに寄り添う存在として成長していく。AIアバターの導入により、生徒は気軽に自分の好きなタイミングで進路や学習に関するアドバイスやサポートを受け、疑問や質問に対して迅速な回答を得ることが可能になる。
また、AIアバターだけでは対応できないアドバイスや質問に関しては、「MEキャンパス」に在籍するコミュニティマネージャーやメンターが直接対応する。
（※）Partner AI Platform：RATHが継続的に研究開発を進めているプラットフォーム。ChatGPTに代表される対話型AIによる自由な会話を可能としながら、従来型のAIチャットボットと同じように予め定められたルールに沿った応対も可能とする、フリートークとルールベーストークとのハイブリッド構造を用いている。GPTベースのオリジナルの対話型AIモジュールが標準で実装されており、ChatGPT等の外部AIを活用せずとも高品質の対話サービスを比較的短期間に構築することが可能。アニメ・マンガIPやVtuber等のキャラクターを用いたエンターテイメントサービスでの利用に適している。
「MEキャンパス」では2種類のAIアバターが生徒をサポートする。
MANABe（マナビー）
1. MANABe（マナビー）
「MEキャンパス」の学生のモチベーションをアップさせるアドバイスをするAIアバター。親しみやすいAIで、進路や学習に対するアドバイスを得意としている。言葉を投げかけ続けると時々熱血な名言が飛び出す。2023年4月末に登場予定。
ミーマル
2. ミーマル
生徒一人ひとりに寄り添う、専用のナビゲーションAI。「MEキャンパス」についての一般的な質問や、学習内容に関するFAQなど、「MEキャンパス」のことならなんでも答えてくれる。生徒自身のことや様々な言葉を教えることで育成していくことができる、専属ナビゲーターのような存在。2023年7月以降に登場予定。
◎アバターで自分らしいキャンパスライフを送る
アバターでコミュニケーションするため、性別・年齢・見た目など現実世界のあらゆる要素がフラットになり、他人の目を気にすることなく好きな自分でいられる。
◎自分のペースで、どこからでも学べる
バーチャル空間に存在するため、自宅や外出先など好きな場所からアクセスでき、好きなことをいつでもどこでも自分のペースで学ぶことができる。
◎グループ課題、サークルで仲間と一緒に学ぶ
同じ専攻で学ぶ仲間と協力して課題を制作していくグループ課題や、制作物やアイデアを発表し合う共同発表会を通じて、仲間と学びを高めあうことができる。
