GMOメディアは、運営するチャット型小説サービス「プリ小説 byGMO」を利用している中学生の男女747人を対象に「資格・検定」に関するアンケートを実施、その結果を公表した。それによると、全学年で受検したことがある人が多かったのは「英検」「漢検」。一方、まだ受検者数は少ないものの、ジュニア・プログラミング検定と理検(実用理科技能検定)への関心が高まっていることも明らかになった。
資格や検定試験を受検したことがある割合は、1年生では49%だが、3年生では69%が受検したことがあり、1年生から3年生で受験率は20ポイント増加と、学年が上がるごとに受験率が上がっている。
どの学年においても、英検(実用英語技能検定)を受検したことがある人数が最も多い。同じ英語系の検定でも、2年生以降にTOEICやGTECなどに挑戦する人が増えるようだ。
受検したことがある人が多かった英検(実用英語技能検定)、漢検(日本漢字能力検定)は、これから受検してみたい資格・検定としても人気。
ジュニア・プログラミング検定と理検(実用理科技能検定)を受検したことがある人数はどの学年でも1桁だったが、これから取得したい資格・検定として多くの票を集めている。特に2021年度より全国の中学校でプログラミング教育が必修化されたことにより、中学生にとってプログラミングへの関心が高くなりつつあるようだ。
「受験に役立てるため」が1年生(98票)、2年生(117票)、3年生(101票)と、全学年とも最多で「将来就きたい仕事に役立てるため」が次に続く。近い未来の受験だけでなく、中学生のうちから将来のキャリアに向けた準備を積極的に行っていることもわかる。
全学年で「参考書・問題集」との回答が最多。従来の手段が主流となっているものの、「アプリ」や「タブレット学習」などオンラインリソースの学習方法も一定数に選択されている。特に1年生と2年生の使用割合が多い。IT分野の技術の進化が加速していることから、今後はオンラインリソースの学習方法がより一般的になっていくのかもしれない。