AwakAppグループと公社・日本PTA全国協議会、一社・地域創生応援団は1月15日、大規模言語モデル(LLM;Large Language Model)技術を活用した家庭学習アプリ「AIチューター」を通じて、教育格差問題に取り組むため業務提携したと発表。この提携により、高品質の家庭学習教育プログラムをPTA特別料金で提供し、教育の機会均等の実現と日本の教育水準の向上への貢献を目指す。
今回の業務提携の目的は、経済的、地理的な違いに関係なく、すべての子供たちが高品質な家庭内での教育・学習環境を平等に受ける機会を提供すること。特別料金プランの導入により、より多くの家庭が最新のAIチューターを手軽に利用できるようになる。
AIチューターは、わからない問題や解説を写真で撮影し、LINEに送信するだけで、その場で疑問を解決してくれるパーソナルな家庭教師アプリ。対話形式で行われるため、教科書や問題集の解説で、読んだだけでは理解できないポイントもピンポイントで教えてくれる。さらに、解いた内容を写真で送れば、その解答の添削も受けられる。
また、本アプリは、単に勉強の質問や疑問を解決するだけでなく、将来の夢や進学先の選択、さらには進路指導にも対応している。友達や家族との人間関係に関する悩みにも対応する機能が備わっており、生徒の学業以外の面でもサポートを提供。これらの幅広い相談機能は、多くのユーザーにとって大きな魅力となっている。
さらに、生徒が前日に勉強した内容のサマリーを翌朝に提供することも本アプリの大きな特長のひとつだ。サマリーは生徒の努力や成長を強調し、早朝の学習、習慣化、難しい問題への取り組み、以前できなかったことへの成功などを含む。こうしたポジティブなフィードバックは、生徒の自己効力感と自己肯定感を高めることを目指している。
AIチューターと、ChatGPTや一般に提供されているLLMサービスとの主な違いは以下のとおり。
Few-shot LearningやChain of thought promptingなどを含む独自のデータベースとアルゴリズムを使用し、98%の回答精度を実現(特願2023-185431)
各ユーザーの学習データを分析し、個々のユーザーに合わせた解法や説明の仕方、使用する単語を最適化することで、効果的な学習を実現
カメラ機能により、数式などの入力が困難な内容も簡単にシステムに入力可能
勉強量に応じてコインやロールが付与され、楽しみながら学習できる仕掛けを実現
お互いに刺激を与え合うことで集中力やモチベーションを高める環境を提供。またユーザー同士で勉強開始時間を約束し、先延ばしにしがちな勉強時間を短縮する環境も用意
生徒が前日に勉強した内容のサマリーを提供し、努力や成長を強調して自己効力感と自己肯定感を高めるアプローチを採用
AwakApp Japanと日本PTA全国協議会は、教育格差の課題解消を目指す新たな取り組みとして、AIチューターをPTA特別料金で提供する。従来の「使いたい放題:月額11,920円(税別)」の料金体系に加えて、「PTA特別プラン:月額300円(税別)+従量課金」の特別料金プランが追加される。
AIチューターのPTA特別開設ページに、プロモーションコードが掲載されている。このプロモーションコードをカード決済画面で入力することで、PTA特別料金でAIチューターサービスを利用することが可能になる。