菅公学生服のカンコー学生工学研究所は5月19日、学校の猛暑対策として、農業高校向けのファン付きウェアの販売を開始したことを発表。
近年、夏場の気温上昇が社会課題となり、学校現場においても冷房設置の環境整備が進んでいるが、農業科のある高等学校では、動植物の温度管理のため冷房設置ができない場所があり、農業実習などの授業のある生徒は常に酷暑と隣合わせで学んでいる実態があることから、生徒の健康と学びの機会を守るため、ファン付きウェアを販売することとした。今春から提案を開始し、既に2校で自由購入品として採用されている。
【ウェア】
【18.6V対応ファン・バッテリー】
カンコー学生工学研究所が独自に信州大学の人工気象室(温度33℃/湿度55%)で実験した結果、ファン付きウェア(18.6V)は未着用時に比べ、衣服内湿度を最大約40%低減することが分かった。
また、ファン付きウェア(8V)着用時と比べても最大14%低減する。このことから風量が強いほど効率よく汗を気化することができるということが分かる。