岡山県では、中学生が自ら考えた夢のプロジェクトをプレゼンし、最大50万円の補助金を勝ち取るコンペティション「生徒会による『だれもが行きたくなる学校づくり』応援プロジェクト」が初めて開催される。
本プロジェクトは、企画・立案・発表までをすべて生徒が担い、学校の未来を自分たちの手で切り拓く本格的な挑戦。7月26日に生徒がプレゼンテーションを行う第2次審査が行われる。
探究的な学習が広がるなか、生徒は地域課題の解決や社会貢献、学校生活の充実に向けて様々なアイデアを形にしようとしている。岡山県教育委員会は、「生徒のやる気を形にできる環境をつくる」「学びの成果を社会に広げていく一歩を応援したい」という考えのもと、今年度、「生徒会による『だれもが行きたくなる学校づくり』応援プロジェクト事業補助金」を創設した。
2025年度生徒会による「だれもが行きたくなる学校づくり」応援プロジェクト事業として、県教委初の試みとなる「生徒の夢プレゼンバトル」を開催。4月の募集に8校から多彩な応募が寄せられた。生徒らはチームで企画を練り上げ、「学校をよくしたい」「地域に貢献したい」など、熱意あるプロジェクトを提案している。
7月上旬に第1次審査(書類選考)を実施、通過したチームが7月26日の第2次審査に進んだ。2次審査では、夢の実現に向けて生徒自身がプレゼンテーション等を行い、最大50万円の補助金をかけた選考に臨む。審査の観点は「計画した事業の内容」「表現の工夫」「実現への熱意」の3観点で、5校のプロジェクトに補助金が交付される。補助が決定したプロジェクトは、今年度中に実施される予定だ。
生徒会による「だれもが行きたくなる学校づくり」応援プロジェクト事業