オンライン授業をサポートするビデオスイッチャーなどを販売するＡＴＥＮジャパンは、７月21日に第５回ウェビナーを開催。「ＡＴＥＮが文教市場に送り出す新しいビデオスイッチャー」をテーマに、同社の営業担当が紹介した。
４入力２出力の「ＶＰ２１２０」は卓上サイズのスイッチャー。最大４台のタブレットＰＣの画面を１台のディスプレイに分割表示できる。ｉＯＳ、Ａｎｄｒｏｉｄ、Ｗｉｎｄｏｗｓに対応し、アプリをダウンロードして実行することで、ＰＣやスマートフォンの画面をそのまま転送できる。デジタル教科書の画像を共有したり、生徒の課題を同時に提示して比較することもできる。
「簡単に操作したい」という声に応え、４つのボタンを押すだけで切替操作が行えるＨＤＭＩスイッチャー「ＶＰ１４２１」は、ＨＤＢａｓｅＴ対応プロジェクターに直接映像を送ることができる。受信機をつけずに直接映像を映すことができる点が特長だ。このほかＰＣや書画カメラにも投影できる。オーディオ入力、マイク入力にも対応。新型コロナウイルス対策で複数の教室に、同じ映像を流したい時は、ＨＤＢａｓｅＴの延長技術が力を発揮する。ツイストペアケーブルで最大100ｍまで延長できる。
５入力３出力のＨＤＭＩマトリックススイッチャー「ＶＰ２７３０」は切り替え時に黒画面が出ないシームレスタイプ。アナログＲＧＢ入力にも対応している。多彩な機能を持った文教向けフルスペックＨＤＭＩスイッチャーとなっている。ＨＤＢａｓｅＴの出力もあるので「ＶＰ１４２１」と同様に別の教室に映像を送ることもできる。講堂など広い場所での導入に適している。
スイッチャー以外の文教市場向け製品もある。ビデオキャプチャー「Ｃａｍ Ｌｉｖｅ Ｐｒｏ」は、ＨＤＭＩビデオ×２系統をＵＳＢ－ＣでＰＣに画像を取り込むキャプチャー製品。ＰＣにはＵＳＢカメラデバイスとして認識されるため、専用ドライバやソフトは不要。２系統の映像の一部を切り抜いて合成する。オンライン授業で、講師の画像と教材や資料の画像を合成して生徒に送ることができる。
