EDUCOMは3月7日、同社の統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」(以下C4th)が、「Google Workspace for Education」「Google Classroom」との連携機能をリリースしたと発表。
GIGAスクール構想の下、教育現場のICT化が進む一方で、様々なサービスを利用することによるアカウント管理業務が教職員の運用負担増加の一因となっている。
同社ではこの課題を解決するため、自社の統合型校務支援システム「C4th」に必要な情報を登録すると「Google Workspace」上では「C4th」に登録したアカウント情報をもとにした自動更新、「Classroom」上ではクラス情報の一括新規登録が行える連携機能を搭載した。これにより、「Google Workspace」の導入時や年度更新時のアカウント管理業務などにおいてより効率的な運用につながり、学校現場のアカウント管理業務の負担を大きく軽減する。
また、今後「C4th」は、Microsoft社のサービスとのOneRoster(※)出力機能を利用したアカウント連携の実現を予定している。
(※)「Roster」は名簿を指す。主に初等中等教育において、クラス名簿や、成績、教材の相互運用を可能にするための技術標準。 SIS (School Information System 校務・教務システム)と LMS (学習管理システム)とのデータ交換に用いられる。