TCIは10月30日、置き去り防止装置「SOS-0006」にNTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する「かんたん位置情報サービス」の技術を取り入れ、子供が置き去りにあった場合に、遠隔地からでも検知が可能なシステムの提供を開始した。利用には、月額使用料が別途必要となる。
園バス置き去り防止装置「SOS-0006」は、後方確認を促す「降車時確認式」と呼ばれるタイプの置き去り防止装置。
エンジン停止後、一定時間以内に後方の赤ボタンを押下しなければ、外部スピーカーが発報するシステムとなる。また、子供が取り残しにあった場合、SOSボタンを押すと、同様に外部スピーカー発報し、外部に助けを求めることができる。
ここに「かんたん位置情報サービス」を連動することで、外部スピーカーが発報すると指定の端末にメールを送信することで、確認漏れのリスクを減らし、二重チェックが可能になる。
送迎車両で車内の確認漏れや子供たちの置き去りがあった場合、大音量スピーカー(約110dB)が発報し、周囲にお知らせするシステムとなるが、駐車場から施設まで距離がある園によっては、その警告音が届かない可能性もある。
そういった検知漏れを防ぐために、「かんたん位置情報サービス」と連動することで、大音量スピーカーが発報すると、指定のPCやスマホなどの端末にメールを飛ばし、検知漏れを防ぐ。