中等教育において、「新しい資本主義」や、「未来人材ビジョン(経産省提言)」で掲げられる人材像など社会からの変化に対する強い要望を受け、新学習指導要領の『探究』カリキュラムの再構築が進んでいる。
西大和学園中学校・高等学校(奈良県)で11月1日、アイリスとミエタによる、未来を作る先進的な社会テーマに触れ課題解決に向けて実際に挑戦する機会を提供するキャリア教育授業が行われた。
アイリスは、AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び人工知能技術の研究開発を行う企業。ミエタは、中等教育の分野で様々な社会課題に向きあうフロントランナーを講師として迎え、学校での探究学習・キャリア学習を行う次世代型教育プログラム「MIETAN(ミエタン)プログラム」を提供している。
西大和学園中学校・高等学校は、次代を担う高い理想と豊かな人間性をもった生徒の育成を目標に掲げている。科学的洞察力、国際性、利他の精神といった、リーダーとして不可欠な資質を育む教育を行い、子供達の好奇心・探究心を大切にした体験学習や特別講座に力を入れている。
今回のプログラムはその一環として実施され、アイリス代表取締役の沖山翔氏が講師として中学2年生47人に授業を行った。
沖山氏は医師と起業家というユニークな自身のキャリアについて、また同社のミッション「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」に至った起業背景や、AIを活用し様々なステークホルダーを通じて共創する未来の医療について、ワークショップを交えた講義を行った。
本校の探究学習では、答えのない問題への取り組みや自ら問いを生み出すことを大切にしています。今回、アイリス様にキャリア教育授業を実施いただき、子供たちがイメージする従来の医療とは違う将来の医療の形や、起業された背景を直接お聞きすることにより、生徒たちには「生み出す」ことの面白さや大切さを感じてもらいたいと思っております。